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カテゴリ:着物生活
わが家が購読しているのは毎日新聞なんですが、「女の気持ち」という読者投稿記事があります。
今日のテーマは「赤い鼻緒の下駄」でした。 作者が小さい頃を思い出して、庭の手入れに履くのに、赤い鼻緒の下駄を買ったというもの。 その文中に、履物は夕方下ろしてはいけないと母親に言われて、朝が待ち遠しかったという一文がありました。 そういえば、私も小さい頃、そう言われていた様な気がします。 でも、そんなこと、最近はちっとも気にしていませんでした。 普段でも、遠くへのお出かけでも、家を出るのは大概午前中だし、新しい靴を下ろすのは朝というのは当たり前のことでしたから。 ところが!! 先月のお祭り!! 閉店セールの靴屋さんで安く手に入れた下駄の一つを履いてしまったんです。 夜だから目立たないかと、袖が黄変した義母の浴衣を着た日。 赤い帯だったので、下駄は地味にと思って履いたもの。 神社の石段を登る時につまずいたので、嫌な予感がしたのですが、帰ってきてビックリ。 つま先が欠けていました。 履物を夕方下ろしてはいけないというのは、多分、夕方になると足が浮腫んで大きくなるから、履物を買うのは夕方が良いというのと同じ理由だろうと思っていたのですが、どうやらそれだけではないようです。 昔からの言い伝え、守るべきだと痛感しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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