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続きです~ 翌朝・・ラム・ダスは30人ぐらいの車座になって座っている人たちの真ん中に横たわりました。そして、原初に戻る退行療法を始めました。最初は怒りの感情が出てきて大声で叫んでいたラム・ダス。そのうち・・赤ん坊の時代へと退行していったのです。ベビーベッドの中で窓や柵、日の光が作る模様などが見えました。 『私が泣き叫んでいる間、母がそばで私の胸に手を置いて私を押さえつけ、冷たい目で私を見つめていた。自分が圧倒的に打ちのめされ、母になんらかの形で負かされたという感覚を弁財の意識を通して再体験した結果、この原初体験への反応として自分が全性格を築き上げてきたことが理解できた。』 『まわりの人たちから愛されパワーを与えてもらうためには、その人たちをなだめすかさなければならないと信じることで形成された性格だった。パワーはまわりから与えられるもので、私自身のパワーではなかった。私にパワーを与えるかどうかの決定権を持つのはまわりの人間だった。』 ラム・ダスさんはこのエピソードを思いだしたおかげで、心の奥にあった何かを解放することができました。現在の意識で理解可能だったわけです。 過去に体験したことが、心理的な記憶の中に刻み込んでいる・・・・言葉を話す以前のできごとも・・・。 ふぅ~人間って大変だ~複雑だな~ 現在何か心理的な問題を抱え、悩んでいるとしたら、その問題が幼時体験に起因している可能性もある・・・ということがあるのですね。 この本はだいぶ以前に読んだ本なんだけど、何年もこの本のこの部分を覚えているということは、私にも似たような体験があったのかもしれない~と思う でも、今の私は『大変だったね~よし、よし~』してあげるだけです。^^ あまりこだわらないことにしています~^^ それより、今、です~! 体験は体験なのだけれど、(推測にしか過ぎないとしても)そのような体験が知恵となって今の私を助けてくれるし、今の私は・・体験を体験として眺められる・・・そう信じるからです。
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最終更新日
2010.08.24 17:10:34
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