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カテゴリ:映画
先日TV放送された、時をかける少女(アニメ映画版)を見ました。
原作小説、実写映画版は未見ですが、今回放送された、アニメ映画版は時代設定から、キャスティングに至るまで大幅リメイクが施されているということで見てみました。 まず、最初に期待していたのは、ハイビジョン映像ということで、どのくらいのクオリティなのかと楽しみにしていましたが、タイムリープ(失敗や、後悔することがあると、時間と場所を戻してやり直せる能力)のシーンなどで、たまに、デジタル合成シーンがあるくらいで、むしろ、基本は逆に、少しラフな感じのタッチの画調(のべーっとした奥行きのない感じ)でした。 でも、最近の下手に綺麗に描いて内容今ひとつといったものよりも、泣くシーンでは飴玉のような大粒の涙、恥ずかしがるシーンでは顔全体が真っ赤になってしまうような、アニメならではの、感情を表現するシーンが、ストレートに伝わってくるように思えました。 で、内容についてですが、恐らく、内容が秀逸だったので、画調とか画質をあまり意識せず(製作側は色々こだわって創ったのかも知れませんが・・・あしからず)に見れたのだと思います。それほど、淡い青春時代の恋愛であったり、表面上では決して見せない(当人同士では恥ずかしくて口に出して言わない)優しさや思いやりを、主人公とその友人達が(タイムリープ含めて!?)繰り広げる様が非常に見ていて心打たれます。 最後は切ないですね・・・タイムリープで自ら未来を変えていくうちに、いろいろな事実を知り、自らが善意と思っていてやっていたことが、逆にいざという場面で足かせになり、一番の懸案も淡くも崩れ去る・・・っと思いきや、あんなどんでん返しがあるとは!? ・・・と、あえて、ネタバレはしない感想で終わりにします。アニメ映画版は、舞台が現代になって携帯電話でのやりとりなどもあり、自然に違和感なく見れますし、なにより、ベタでない淡く切ない感じの恋愛ものなのが、とても良かったですし、感動できる作品でした。人によっては、あの頃に戻って、あの時、ああしてれば、今頃こうなっていたのかなぁ・・・なんて淡い思い出を想像させられる作品ではないでしょうか。 ★★★★☆ ![]() ■時をかける少女
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