犬童たたみ・ふすま店も連休に入り、カミサンや子供たちは、ゆっくりとした、朝を向かえる
ように昨夜伝えてあり、私は早朝から、ビルの３階の畳の敷き込みや、連休明けすぐに
仕掛かる、新畳の寸法の計算に追われていました。

これらが終わらないと、カミサンの実家である、長崎県の平戸の先、生月島での連休を過ごす
ことが出来ず、頑張って終わらせました。

また生月島では、夏に繁盛期のための折り込みチラシを入れるので、その製作とチラシ前の
DMの見直しもやらなければならず、余り、ゆっくりも出来ません。

連休明けの９日には「母の日チラシ」が新聞折り込みで配布され、忙しくなるだろうし
それでなくても、連休明けの仕事は、当分は詰まっているので、連休明けにゆっくりと製作や
見直すヒマは無いのです。

結局、今現在の仕事は全て終わらせて問題はありませんが、息をつくヒマもないままに
身支度を済ませ、逃げるように、家族で福岡を発ちました。

車に乗り、しばらく走り、唐津の海が見えてくると、気持の切り替えになり、連休になったのだと
実感が沸いてきました。
しかし、連休中の午後で、同じ行き先には、呼子や、有田の陶器市などのレジャー施設などが
あり、普段は帰省ではあまり混雑の対象に成らない道程なので、思いのほか込み合いました。
伊万里を抜けたころから、やっとスイスイになり、到着の目途もついてきました。

やっとの思いで３時間ほどかけてカミサンの実家に到着すると、家には誰もいません。

携帯に電話をかけてみると、近くの親戚の法事でお呼ばれで行っており、私たち皆、
すぐに来るように言われたのです。
言われるがまま、車から荷物をおろした後、歩いて、向かいました。
こちらの親戚宅は、私とカミサンが結婚したときに大変お世話になったお宅で、運転で疲れた
体でしたが、急いで向かいました。

到着した時には、法事も、もう終りかけで、参加されている方々も、すっかり出来上がっていました。
皆さん知っている方ばかりなので、私の顔を見るなり、

「遅いじゃないの！　とにかく、呑め呑め」

とグラスを渡しては、ガンガン注ぎまくります、皆さん良い方ばかりで、久しぶりの再開にすっかり
話が盛り上がり、皆さんと同じペースまで呑み合わせるのはしんどいのですが、楽しい一時に
すっかりリラックス出来て、良いお酒を呑む事が出来ました。

しかし、今度は法事の方がお開きになってしまい、物足りない気分でカミサンの実家に戻り
こちらで呑み直すことにしました。
久しぶりの、カミサンの実家はとても落ち着き、ここに来れば、体も休まるし、デスクワークを
するのにも、とても集中出来、仕事もはかどるのです。

今夜はとにかく、仕事のことは忘れてカミサンのお父さんと、お兄さんと一緒に、遅く まで
楽しく、飲み明かすのでした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　続く