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『Be different Be difficult』有り難し

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2022.09.10
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カテゴリ:インド旅行計画
2000/4/5~4/12カンチェンジュンガ、トレッキングの日記から
2000/4/5
BBCのテレビを夕食の時に見ていました。その箱の中には現実があった。やっぱり逃げているのかな?この5ヶ月間の経験とは別で・・・現代では無意味な5ヶ月なのだろうか、明日でちょうど5ヶ月、5ヶ月目に突入の日にトレッキング開始だ!勝負は自分だ、勝つよもちろん。
2000/4/7
今日は初めてのトレッキングだった。朝の用意に時間がかかったので、1人でタクシーに乗って300RsでマニパジャンにAM9:30に着いた。そこでチェックしてから歩き始めたけど、最初は自分のペースが分からず息切れしてすげーしんどいかなぁ?って思ったけど、調子に乗ってくると、休憩しない方が楽なことに気が付いた。途中でインド人のラジャ(女性)と一緒に歩いたけど、ペースが合わなかったから見捨てて1人で歩いた。でもまだまだ余裕がない!!見ているのは地面だけ・・・そのうちガスがかかってきて辺りは視界が30mしかなくなった。P.M9:30に出発して1:30にそこがまだ10Km地点でそこでチャイとパンを食べて10分くらい休憩して、次のジョウバリに着いたのがP.M3:30で約6時間だったが、思ったより近かった。足にはマメができたけど、それより左足首が思わしくないけど歩けないことはない。今夜の宿は40Rsのシングルルームでした。宿の夫妻がとっても親切で、私がお箸を探していると言うと、中国製のお箸をプレゼントしてくれた。ラッキー、感謝 感謝。ところで、日本のカスタム(習慣)で良いと思ったところを発見した、何に対しても感謝の心を忘れない事。これは良い習慣だよ!!本当に、どんな事でも、どんな時でもThank you. 良いじゃんこれ。明日はA.M5:00にダージリンに来て初のカンチェンジュンガになるのかなぁ?!
2000/4/8
朝夜明け前に目が覚めたが、起きず、日の出前にやっと起き出して裏山に登って朝日を拝んだ。A.M8:00に出発だね、たぶん・・・インド人達がA.M6:00に出発したのでつられてA.M7:00に宿を出た。途中、外人組の中に日本人みたいなヤツもいたのに無視しやがった。3人組だからそっちの方が余裕あるでしょう普通は・・・ってこれはどうでもいいか。こんなの朝飯前だよって思いたくて、朝から何も食べずだった。P.M3:00には着いたけど凄く寒い!!服を全て着ているのにそれで布団の中に入っているのに、・・・3736mはやっぱり寒かった。いきなり思ったんだけど、私って変温動物なんじゃないのかなぁ?寒さに凄く弱い、手足の先から冷えて、それ以後暖かくならないのです。これから行く場所も3600m台の高度だからせめて寝袋があったらよかったのに・・・。今日は、ただただ歩く人になってしまいました。途中で童謡のどんぐりコロコロがエンドレスで始まったけれど・・・いつの間にか消えていました。そう、布団に入ったからそこから外を眺めているなんて、なんだか病人のようだし・・・ほんのちょっと高山病だし。
2000/4/9
今日はチベット学校の生徒達と一緒になった。彼らは中国がチベットに進行してきたことによって追い出された為にインドのダージリンに来ていて、文化、言葉、習慣、信仰がインド人とは異なり、こちらでも迫害の対象になっているようだった。それと、みんなが、ダライラマを信じていた。P.M6:00ぐらいから雪が降り出した、雪だよすごい!!子供達とも打ち解けたかなぁ?中学生らしくて多くの子供がSexに興味があるらしくて、暗くなってからはその話題で盛り上がった。それから、こんな質問をぶつけてみた。「みんなはチベットに帰りたいのか?」っと、そうしたらみんながみんなチベットに帰りたいって答えてた。生活のレベルもグッと下がるんじゃないのそれでも帰りたいの?そうしたら皆がかまわないって、やっぱり故郷には特別な思いがあるようでした。その後雷鳴が轟く中眠ろうとしている。やっぱり明日は晴れて美しいカンチェンジュンガを見たいと祈るばかりである。学生時代の修学旅行を思い出させてくれた彼らも含め先生に会えた事に感謝しなければ。
2000/4/10
朝・・・日の出前にやっと動く気になって外に出たら昨日の夜に降った雹が残っていて、そして、霜も降りていた。思った以上に外が寒い。0℃にはなっていないだろう。カメラを入れたバックと、ブランケットを肩にかけて、山が見えるらしい丘の上を歩いた2~3ヶ月間温めていたmountain viewの素晴らしさに声とともに涙が出た。ダージリンに来てから初めてのカンチェンジュンガだ!それまで一生懸命見ようとしていた山は、アンナプルナと、タイラギリだったことが判り、それを見てエベレストよ!次は近くで見てやるぞ!って勘違いしていた事が凄く恥ずかしかったが写真はいっぱい撮った。最近カメラを使っていなかったので、この景色を絶対に忘れないぞっと。美しい美しい、全ての物が、全ての事が・・・楽しくてカメラを向ける暇がなかった。だけど、このmountain viewこれは撮っておかないとって思うほど心に焼き付けたけど、その証拠を残しておかないといけない気がした。この目で見ることができたことに感動し、少し経って朝日に向かって感謝した。そして今日一日を祈った。それから部屋(ドミトリー)に戻ってチベタンの学生達2人と握手して出発した。A.M7:00頃だったと思う。丘の上の方にプライベートロッジがありそこに多くのチベタンの生徒と先生がmountain viewを楽しんでいた。そこをフル装備で歩いていって、先生にお礼を言って方向を聞いてから歩き出した見覚えのある生徒達と握手をしてそして、丘を登っていこうとしたら、日本語でありがとう!って私も本音から大声でみんなに“ありがとうとっても楽しかったよ!”って、こんなに感情の入った言葉は・・・感情が声になったのは思い出せないなぁ。この旅始まって以来初めてだよ。うれしかったな、その気持ちを引きずりそれと、カンチェンジュンガを見ながら山に向かって歩いた。今日は4日目で余裕がでてきた。荷物が軽い、足も少し軽い、予定では20Kmと一番長いでも、やっぱりこんなの朝飯前だよ!!をやるために、朝食もとらずに出発した。だけど、2日目で飲まず食わずは辛いことが解っていたから途中で昼食をとろうと考えていた。行く道々、丘を越えれば山が見えその美しさに見とれてつまずきハッとして足元を見るとブーツのつま先が壊れている。これじゃあ防水の意味無しだよ!インド産のトレッキングシューズは4日目にして壊れて・・・やっぱりなんてね。途中A.M11:00まで休まず歩いて10分休憩だと思ってリュックを置いて休んでいると・・・ネパリー?(ポーター)2人と外国人の大人1人と子供2人のパーティーに会って30分ぐらい一緒に歩いた。そしてカシューナッツとスティックバーを貰った。ずっと腹がいつものようにグーグー鳴っていたんだ。それと、彼らはペースが速くて驚いた。いつも自分のペースでノロノロでも、ビギナーだから仕方ないっしょ!とか思って歩いていたけど、子供2人は、兄弟らしくて下の子供は甘えん坊、でも兄の方はやっぱりお兄さんだったなぁ。先頭について歩いてた。凄い速いペースなのにすごいね!自分との勝負だよって思っていてもやっぱりその子供を引き合いに出してしまった。「あんな10才くらいの子供が・・・」途中残雪があってそれをザクザク踏んで歩くのが楽しくて北陸で仕事をしていた時のことを思い出したりしていた。
ファールートに着いたのがP.M2:00頃、行ったのはいいが、ベッドが無い、から床で・・・20Km歩いて疲れているのに・・・そこでチャンメンを食べて早々次の地点15Km離れているゴルキー(GORKHY)に行く事にした。私が1番か、2番目来たのに、ブッキング(予約)してあるからベッドは全部無いだって、ムカ!!怒っていたら、アジア人顔のヤツが困っているのに歌なんか歌いだしやがったので、叫んで止めさせて・・・いいよ、こんな所には泊まるか!!サンダグプーで合ったインド人2~3人がどうにかどうにかしてくれようとしたけど、諦めて怒りにまかせて15Kmくらい歩いちゃーさ!!とP.M2:30くらいにスタートして全て下りだからすぐに、っと思っていつもの倍以上の速さで駆け下りていたら、2時間後に左足首が痛くなってきて、それが段々酷くなる。ついには200mも行かないうちに休みたい気持ちになる、体力も尽きてきて・・・一歩あるく度に痛み、気分もButになって・・・地獄を味わった。P.M4:30頃休み休みそれでもなんとか前進していると現地の人に会って、後30分って聞いて何とか気持ちを鼓舞していたけれど、1時間経った頃にやっと村が見えて来て、ゴール間近なのに、体も精神もいっぱい、いっぱいで、休みたくて仕方がない。で、休むとこのまま眠ってしまうんじゃないかってぐらい消耗していた。休んでも歩いてもちっとも村は近づかない。だいぶんあせっていて、このまま暗くなったら野宿か?とか考えて、それに、空は曇って時々雨が降ってくるし・・・やっとの思いでP.M6:00にゴルキー(GORKHY)に着いた。とにかくホッとして、飲み物が欲しかった。4時間近く何も飲んでいなくて川の音がすると、飲みたい!それを痛みの引き換えにして歩いたりもした。辛かったけれど、もっと極限の領域を広げなきゃと思った。
2000/4/12
今日はA.M5:00に起きて、火に当たってから朝食を食べました。A.M8:00にスタートして、1時間も経たないうちに左足が痛み出して、歯を食いしばりながらの山歩きになった。山を背にして歩きながら、もう一度もっと・・・と思っていた。だけど、一度は、美しいカンチェンジュンガと、ヒマラヤ山脈の眺めを見られた。次はエベレストだよ。昨日の夜は友達になったフランス人5人組の仲間に入れてもらって一緒に話をした。今日は私の方が早く出発したのに追いつかれて、一緒に歩いたペースは速かったけど何とか食らいついていたのに、最後の5Kmぐらいで力尽きて遅れた、残念!それと、ダージリンまで歩いて帰ろうと思ったけど、結局バスで帰ることにした。ダメだ!!これじゃあ、エベレストB,C迄行けるのか??





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最終更新日  2022.09.10 22:35:59
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