ひぐらし命 第四部8章9話
事態が収束し、田村媛の労いを受ける一穂。田村媛も羽入が敵対する神の攻撃を受けた影響で記憶と認識が阻害されていたらしく、一穂の兄との顛末も忘れていたとのこと。そして眠りにつく田村媛。そして一穂はもう一人の人物、灯を呼び出す。彼女は一穂の御子。一穂の兄から雛見沢症候群に感染したことで神のような存在になった一穂の御子としてとあるカケラ世界で契約したものだった。一穂が灯に対して行ったのは選択の強制。いくつかの分岐での選択を強いたもの。田村媛も美雪に対して行使した技だ。敵対する神の干渉を退けた後、黒くなったカケラを取り除くなかで灯が一穂の兄怜や川田と会うことは無くなるがそれでも灯はどこでも幸せになれると告げる一穂。美雪と菜央の思いもなくなるのか?と問う灯に自分が存在するカケラは悲劇でしかないと告げる一穂。父との生活がある美雪やレナとの生活がある菜央と幸せなカケラを持てる二人とは違い、多くの世界では生まれてこれず、数少ないカケラでも厄介者扱いされルチーアで閉塞した生活に悩み、親戚から持たされたポケベルが誤作動して表示されたメッセージを雛見沢で既に死んでいない祖父からのメッセージだと思いこみ、おそらく詩音の作ったと思われる学園からの脱出ルートから逃げ出したときに死んでしまったというルチーアで自殺した一穂の謎開示が行われました。つまり事故を自殺に改ざんしたのか、やはりルチーアクソだな。そして強がっていた一穂の感情が崩壊。本当はみんなといたいという思いを吐露するのでした。