カテゴリ:歳をとること(老化)
放送大学の面接授業に出て帰ってきたら、うちの前に小型車が停まっていて、人が立っているのが夜目にも見えた。夜の8時15分だった。
近づくと制服を着ている、あ、きっとSECOMの人に違いない。何があったのか。この間みたいに、不在にしているとき犬のゾフィが暴れてセンサーが感知したのか。手を挙げて挨拶しながら、そう言うと、先ず「やまがたさんですか」と言われた。 「いえ、いえ、違うんですよ。センサーが鳴ったのではなくて、センサーが鳴らなかったので、来てみたのです」 一瞬にして思い出した、うちの中にセットしてあるセンサーは、外出モードにすると入ってきた怪しい人影を感知するのだが、平常モードのままだと、12時間何も感知しないと、住人に異変があると認識してSECOMに通知するのだった。つまり、朝出かけたとき、外出モードにしなかった。 朝7時50分に出て、夜の7時半には帰れると思っていたのに、うちの駅に着いたときには、家に帰って食事を作るより、このあたりで手軽に済ませようと思ってしまい、時間を食ってしまったのだった。 ぼくが謝るとそのSECOMの人は、「いえ、いいんですよ,無事でよかったです、こういうときはすぐに駆けつけて点検するのがぼくたちの仕事ですから」と言ってくれた。ぼくが外出モードにセットするのを忘れたのに、それを責めずに許してくれた。ぼくが何かの事故で倒れているのではないかと思って、こうやってきてくれた、ありがたいことである。 妻とぼくのふたりとも昼間は仕事に出るので、うちが無人になる。それでSECOMとは20年位前にセキュリティの契約したのだったが、中国からぼくが戻ってきて一人暮らしが始まったときの不安は、もしもうちでぼくが倒れたら、どうなるだろう、いずれ誰かが見つけて「一人暮らし白骨化で発見」ということになるのだろうか。それじゃ子どもたちが恥をかくことになる。 それで見つけたのがSECOMの「ライフ監視」だった。『センサーが、ご両親の生活動作を確認。一定時間以上、確認がとれない場合はセコムに通報、セコムが駆けつけます』と言うもので、防犯センサーを利用して、平常モードでも、たとえばトイレへの通路を監視していて12時間動きを感知しないと「住人に事故」と認識するのだ。これはいい、と早速SECOMとこのオプションの契約をした。 問題は外出モードにセットするのを忘れてうちを12時間空けたときだ。SECOMの人に無駄に足を運ばせることになる。 SECOMとの主契約にオプション契約を付けて2年。とうとう、その間違いをしてしまった。「12時間以上外出するのだから機器をちゃんとセットしてね」と教えてくれるセンサーをぼくの頭に付ける方法はないものか。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.06.04 07:36:30
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