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2011.02.25
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カテゴリ:カテゴリ未分類
「これは実話である。」で始まる片山さんの「あるはぐれ兵士の手記」の抜粋です。

毎日、昼間の行軍が続いた。夕方、名も知らぬ部落に入り野営だ。

私は一軒の土で出来た農家に入り、何か食い物はないかと見たら、壁に天皇陛下の写真が額に入り、ぶら下がっていた。後ろを見たら、蒋介石の写真である。彼らの知恵であろう。

私は棗の実を見つけ、食えるだけ食って持てるだけもって帰った。少しは精がつくだろうと思った。
IMGP1800.JPG
「漢方製剤 小健中湯 棗が主製剤」

帰ったら思わぬことが待っていた。分隊長より・・・「片山、中隊本部に行け。」と言われた。中隊長使役と言って、点呼も不寝番も無い幸運な役で、本部に行ったら当番兵が待っていた。長靴を磨きながら、「これを呑め」と飯盒を置いていった。中を見たら酒が半分くらい入っている。一口飲んでみたらチャンチュウ アルコール分五十度、のどから腸までピリピリと気合が入り正気に返った気分になり、二口呑んだら寝てしまったようだ。

一夜、休ませてくれたのだろう。中隊長はなぜこんなに私を心配してくれるのだろうか?体の衰弱、もう限界に近付いて・・・・ どうしてと考えることも出来なくなった。明くる朝、点呼が終わった頃、分隊に帰った。「使役ご苦労であった。」との事、軍隊という所は・・・化け物・・・である。

また、行軍が続いた。今度は黄色い砂嵐で防塵眼鏡を掛けて進んだ。温度も相当上がって軍衣の肩に白く塩が吹いて。牛蒡剣の鞘が当る左の尻が非常に痛い。皮がむけ、赤めに鳴っているようだ。右の足のかかとは豆なんていうものではなく、赤めの中に砂が食い込んで痛みを通り越して感覚が無い。この腐ったような豆の後は現在も私の右のかかとに残っている。

私はいつも水筒の中に仁丹を入れて水には気を使っていた。下痢を警戒していたからである
画像 fze 096.jpg
「特殊乳酸菌です。その前進はこの時代に生まれたものです。そして、この二つを配合しますと?」

解説といいたいこと
まず彼は兵役不合格者だったということです。そんな人を戦場にまで借り出さなくちゃならなくなっていたのでしょう。

彼が存命のまま日本に帰ってこれたのはアンダーラインを引いたことによるところが大きかったと解釈している。

もちろん、それだけじゃない。技術を身につけていたので、兵隊という身分を隠すことができた。この地区にいた多くの軍人はシベリア抑留を経験しているはずだ。

なお付け加えさせていただけば、クリエイテブとは、具体的な情報を足したり引いたりするところから始まるといえなくも無い。もちろん、それなりの試作は要求されますが、・・・・。






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Last updated  2011.02.25 19:52:02
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