|
カテゴリ:カテゴリ未分類
先ほど、夕方の散歩は済ませました。「散歩に行こう」と誘っておいて、モタモタしているのだ。
私を玄関まで連れて行ってから、「タバコは、鍵は」と探し回っているのだ。 段取りが悪いったらありゃしない。おまけにトイレにも行った。 フェイントをかけられたようだ。だが、フェイントなる英語は知らない。英語で知っているのはワン、ワンだけである。自慢じゃないが、私は洋犬じゃない。れっきとした日本犬である。洋犬でさえツゥとは言わないから安心できる。 「お父さん、マメの首長くなっちったらどうしてくれるの」と催促したけれど、・・・。トイレが長いのだ。前立腺肥大の傾向があるらしい。 「首が長くなれば人間に近くなるかもしれないなぁ」「だめだ。こりゃ」いずれにせよ、連れ出してもらった。だいぶ寒くなって来ている。 「マメ。お客さんが来る。そそくさと歩けよ」と言い出した。なにか、取りによってもらうらしい。散歩の少し前に電話が来ていた事だけは確かだ。 帰って来てから、リードもばずさず居間にはいってしまった。おまけに、居間の通じるドアを閉められちゃつた。暫く「あけてくれ」と催促したけれど、・・・・。「何をしているものやら」聞こえちゃいないらしい。 こうなったら洗面所を通って、お勝手の手前にでるしかない。最近になってようやくこの家の構造が飲み込めるようになった。玄関から、居間と座敷にいけるし、洗面所を通れば台所と居間に通じるようになっている。幸いドアは開いたままだ。もう少し寒くなればこういう事はなかろう。アリババのように「開けゴマ」のおまじないはいらないのだ。言ったところで、物語のようには行かないけれど、・・・・。 洗濯物を取り込んでいたらしい。 私の顔を見るなり「マメ。どうやってきた」と聞く。「良くいったものである。ドアが半開きになっていたから良いけれど、・・・・。リード、引きずったままじゃままじゃないか。」「お前はもとからひぎずり女じゃないのか」と来る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|