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序歌
「満月の 月の都に 姫なくも 照らせ翁(地球)の 陰や日向を」 「淡月の 甲斐の山影 いで湯旅 慰め綴る 武田の節や」(歌で綴る旅日記)より 早苗植え水の棚田に月五百 姨捨を物語ける田毎の月 雪深き一茶の里や蕎麦と月「不思議な玉手箱習作集より」 姨捨の実る稲穂に月の影 山田錦や酒米として 月影を映す水面に稲の夢 根の元に月を写して育つ稲 実りて似せる観月の玉 【観月の玉とは団子】 名月や実る穂先に風立ちぬ 名月に便りを送る棚田宛 追いかける月影淡し春の宵 名月を映して香る棚田かな 鼻歌の一つや二つ春の宵 田の毎に月住む里や棚田かな (田の毎に月を住ませて香る稲)でもよい。 月写す棚田の稲に風の歌 育つ稲水面に踊る月宴 名月を忍びて香る歌一首 登り来る棚田で待つは月あまた 月写す湯の香嬉しき癒し旅 手酌の酒と蕎麦の膳 月めでるかえるの歌の趣や 尋ねし里に老婆の影や(姨捨伝説に引っかけて) 姨捨の悲しき歌や月の夜の 別れ切なき母と子の影 姨捨の深みを増して語りける 月と棚田と出湯と蕎麦と 姨捨を語る昔の影いずこ 探す山里棚田を重ね 根の元に月を住ませて育つ稲 朝もやに煙る千曲と残り月 別れ悲しき姨捨の婆 水の絵の月影うれし棚田かな お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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