#4 「真夜中の犬」 花村萬月 (395ページ)
初めての花村萬月。BookOffで100円で買った本作。20年前の作品。最近嵌っている、垣根涼介の文庫本の巻末の文庫の紹介をBook Offで立ち読みし花村萬月の作品の紹介を読んだ。タイトルの下に”長編ハード・ロマン小説”とある。奥田英朗、垣根涼介のバイオレンス、チンピラ的裏の世界の描写に近いものを感じその情婦との辛味がエロイ。主人公の貢がヒートアイランドのアキみたに喧嘩が強いが知力はさほどでもなく一途さが怖いくらい。元刑事の狛犬の存在も不気味だが人情は道合わせている。貢は最後にあっけなく殺されてしまうところが悲しい。Cigar King World Blend Classic Corojo Super Robustoとは違いこのFonseca CXX Anni Rarissimus Gordoは巻きもドローも良く均一に燃える。スパイシーさが最初の1/3で程よく口に絡むが昨晩は1時間半の最後の15分ほどは少し気分が悪くなるほど口の中に残り珍しく最後の5~6口は放棄して終了。体調が少し悪いかも・・・今日は面接だった。ビデオによるインタヴューだがまずまずの出来。40分程の間そこそこ質問に対する受け答えは出来たと思うが・・夕方からのインタヴューだったので帰りは浅草橋の寿司屋で一人飲み。