アルコールストーブ 自作・贋作・モノマネの世界
告白します。(^^) ・・ 山道具のアイデアマンの皆さんの「良いとこ取り」のストーブを使っています。(懺悔・笑)カップは、、、OD BOXという上野のスポーツショップへ行って、小さなカップと別売りの蓋の推奨セット「Snowpeak極の蓋+A&Fチタンカップ」を見て、、、カップと蓋のコラボレーションを真似ました。A&Fカップのハンドルにシリコンチューブを挿入してみるとなおのこと心地よいテンションで蓋が閉まる。これは良い組み合わせとニンマリ。( エバニュー チタンカップ 400FD EBY265 も合わせて使うと、蓋が兼用できてA&Fチタンカップと入れ子状態のWカップセットとなる)ストーブは、、、このカップの中に T's Stoveさんが販売しているストーブを真似た自作・贋作を入れていいます。T's Stoveさんの alcohol stove【極小】サイドB combo はすごい発想だ。このアルコールストーブの仕組みは、従来のものと違い「穴」が上部にある。空気吸入口が目的ではなく太い炎が出ることとなる部分となっている。この形は五徳不要で径が大きめでも加熱性能が良い事が特徴か。火を点けてすぐカップをのせる事が出来る。横風が吹いても太い炎は消えない。アルコール15cc(マックス30cc注入可能)で 5分10秒ほど燃える。自作・贋作は炎の出方がまだ甘い自作・贋作は200ccを4分30秒で沸騰させる能力がある。T's Stoveさんの実物はもっと高性能で10ccのアルコールを使用し200ccの水が4分ほどで沸くというからすごい。当方は実験として穴の大きさや数、高さを何も考えずに作ったのでオリジナルには全く及ばない。しかしこの実験で作った自作・贋作でさえ高性能。そして小さく軽いのでこの贋作を愛用し始めている。(T‘STOVEさん真似っこしてごめんなさい)カップをハンドル側に寄せる風防はチタン。軽く耐久性がある。ちなみにカップのハンドル部分と干渉しないように一部低くしてある。カップのハンドル側の側面を風防に押し付ける。こうすると燃焼させてもハンドルは異常な加熱はされずに、沸騰後も素手で持つことができる。またカップ側面が風防の溝を塞ぐので横から空気が入らない。炎がハンドル側の下から逆の上方向にカップの側面をなめながら巻いていく様になる。(写真には見えないが、風防の一方の底に空気を取り入れる穴を開けてある)風防に固定してあるクリップに挟む大型クリップを端の穴に二重に通してあるので、風防の片側をクリップの上から差し込むだけで使用時のしっかり円型になって固定できる。(穴に通してあるのでクリップは紛失することがない)風防の端のはさむ位置を変えることで、直径の調整も簡単にできることから縦型鍋にも応用がきく。カップ内に全部収納124g(通常,ストーブはビニール袋に入れて収納)直径100mm高さ52mm。30ccのアルコール入りボトルで124gと軽量にできあがった。今まで愛用していた 「煙突君」と違い、カップと蓋はチタン製のため頑丈。ザックに座ってもつぶれる心配がない。また最高300ccのお湯を作る事が可能となったことは大きい。そして固形燃料と違い、アルコールが燃料のため「すす」でカップを汚さないこともうれしい。すすで汚れないためカップをそのまま「気分よく」使うことができる。とても小さく頑丈なので愛用の煙突君の後継者となる勢いだ。今月山の本を読んでいたら、似たセットを使ってる知人の登山道具ウルトラライト考(Ultralight Backpacking)の大先輩もいたので間違いではなかったのだと気を良くしている。 沸騰薄い布の巾着に入れて、ザックの底に入れる。(巾着袋は熱くなった風防や本体などの移動時にミトン代わりとして流用している)一人ハイクの時にとても重宝している。スープやコーヒーなどこれからの季節にはもっと出番が増えるかな。山の同行者は「またおもちゃを持ってきた」とあざけりの目だが、「何も考えず、気を使わず、点火させることのできる」このセットは良いなと一人悦に浸っている。