しばらく神父の話を聞いた後、私と相方は祭壇の上に上がる。
そして、先程両家の母が灯した蝋燭をそれぞれ1本ずつ持ち、
同時に真ん中の蝋燭に火をつけた。
火をつけた後、持っていた蝋燭をふっと息を吹きかけて
蝋燭を消した。
これは、
「両側の蝋燭は、今までの私と相方の人生を表しており、
それぞれの母親と一緒にいた。
そして、中央の蝋燭はこれからの人生を表しており、
両側の火を、私と相方が一緒に、真ん中の蝋燭にともすことによって
今まで別々の人生を送ってきた私と相方は、
これからは2人一緒に人生を送っていく。
持っていた蝋燭を消すことによって、両親と生きていた人生に
ピリオドをつける」
という意味があるらしい。
![DSC00096.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/48/0000514248/67/img93f46907zik5zj.jpeg)
打合せで聞いた時、「おおーかゆい話ー」と私と相方は恥ずかしがったがやってみると結構感動してしまった。
その後、指輪の交換。
まず私が指輪をはめる番だ。
神父の言葉を聞くが、相変わらず何を言っているか分からない。
「・・・I do」と聞こえたので、
打合せどおりに私は「I do」と応える。そして、相方の薬指に指輪をはめる。
相方の番も同じように私の指に指輪をはめた。
そのまま誓いのキスとなる。
私は、相方のヴェールをめくった。
相方に寄り、顔を近づける。
相方は、「ん?」って顔をしてちょっとだけのけぞった。
「ん?」ってなに?
もしかしてまだキスをする場面じゃなかったっけ?
いやいや今だよ。相方段取り忘れてるよ(^^;)
(といいつつ、直前に一度だけ段取りを聞いただけなので
私の記憶も怪しい。)
キスする瞬間は、
私が顔を近づけて、相方がちょっとのけぞったような態勢だったので、
周りの人からは、相方は私とのキスを拒否しているように
見えたらしい。私との結婚は嫌なのか?(笑)
キスシーンが終わると、再度祭壇に上がり証明書にサインする。
う、なんか神父さんのサインと比べ、私のサインの字が汚い。
神父さんのサインは、かっこいい達筆なサインだが、
(字体はかっこいいけどぜんぜん読めない)
我々が書いたサインは、一応筆記体であるが、英語のテストの
NAME欄に書くような、読めるけどかっこよくないサインだ。
ちゃんと練習すればよかったな、と思った。(^^;)
そして、祝福の拍手の中、花輪を自分の母親にかける。
その後、参列者はフラワーシャワーを行うため、
外で出るよう促され、
私と相方は教会の中に残り、参列者のスタンバイを待った。