つれづれなるブログ

挙式の日は慌しかった。

今回私は単なる新郎ではなく、旅行の幹事役でもあったため、
挙式当日の打合せになるまで、常に他の人のケアをしていた。

大変だったが、みんなの笑顔が力になった。

日本に帰ってきた後のいまでも、
あの時の結婚式はすごくよかったと言ってくれている。

それは、私と相方が願っていたことであり、
参列者としては嬉しい誤算だったのかもしれない。

相方は、外国のTV番組でやっているような、ざっくばらんで
大人の事情で呼ばないといけないような人がおらず、
みんな顔なじみで、かしこまった進行をせず、わいわいがやがやと
楽しいレセプションパーティー(日本でいう披露宴みたいなもの)を望んでいた。

私もその意見には賛成で、おそらく日本で結婚式をすると、
私自身が楽しむ暇もなく一日が過ぎただろう。
しかし、グアムで挙式をすることで、本当に招待したい人だけが参加して、
(招待したくても諸事情で来れない人もいたが)
私を含めて一日を楽しめたのは貴重な体験なのではないかと思う。

実を言うと、元々は日本で結婚式を行う予定だった。
神戸の結婚式場を何箇所かまわり、最終的にUSJ近くのゲストハウス型の
挙式場を予約していた。

演出のために、ビデオ上映を考えていて、内容や音楽も考えていた。
出席者の席順も考えなければならず、友人に余興を頼まないとな、と思っていた。

なんか、自分の結婚式なのに、
「自分の結婚式をよくするために、あれもしないと。これもしないと。」と、
受験を控えた受験生と言う感じで、楽しいという感情があまりなかった。

「自分たちの結婚式なのに、
なんで他の人をここまでもてなそうとしなければならないんだ」
という考えが芽生えていた。

その解決策の一つが、海外挙式だった。

日本では、仕事上のしがらみや、地元の有力者のしがらみで呼びたくもないのに
呼ばないといけない人がいたが、
海外挙式にすれば、呼ばなくてもすむだけでかなり楽だった。

ただし、これもデメリットがある。
呼びたくても、その人の事情で来れない。という点だ。

私は来れない人については、披露宴とは違う場で披露することにした。

お金がなくて来れない人については旅行代を出した。
(その代わりご祝儀はもらう)

参加者は思ったより集まった。
時間的制約が厳しいので参加者はもっと少ないと思っていた。

新婚旅行代わりに来てもらった夫婦もいるし、
半分海外旅行ついでに挙式に参加してもらった友人もいる。

私の母親は、人生で最初で最後の海外旅行だとおもう。
中1のいとこに関しては、長い人生のよい経験になれば非常に喜ばしい。

そんな私と相方のわがままにみんなついてきてくれた事に対して、
私は本当に感謝したいと思う。