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風に恋して ~自由人への応援歌~

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2008.12.14
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カテゴリ:食卓はイノチ
10月16日に思いついて『アンチョビ』を作ろうと2Kgが400円だった片口鰯を買ってきたお話をしました。
塩を振って2Kgの重石をのせ、2ヶ月間冷蔵庫の中でお休みしてもらっていたものを、今日起こすことにしました^^


あはは~、出張が迫ってるから先に終わらせておかなくては落ち着かないから~^^




1、 冷蔵庫から出し、開けてみると茶色の水がたくさん出ています。
それを捨てて、何度も何度もきれいな水で洗います。
たおやかさを通り過ごして絹豆腐をさらに頼りなくしたような柔らかさですので、洗うのにかなり神経をつかいました^^;
少しでも乱暴に扱ったり、力をくわえると壊れてしまいそうでした^^;
油がすごいです。何度洗っても手がヌルヌルしています。

2ヵ月後の片口鰯.jpg


2、 水きりのためにやさしく笊に乗せる。

4~5回洗っで笊で水切り.jpg


3、頭、内蔵、骨を優しく、指を羽のごとく使いながらの作業は、とても神経を使い疲れましたし、背中や肩が凝ってしまいました^^;
身をつぶさないように細心の注意をしながら、力を使わない作業って初体験です。
こんなにふわふわの身になるんですね^^


(この作業中は、内蔵が見事に醗酵していて、その美味しい匂いと共にいます。
捌きながら、アンチョビピザを食べたくなりました♪
それとやっぱりオリーブの塩漬けをお供にねぇ^^
よく冷えた極上の白ワインも欲しいなぁ~(^_-)-☆

あはは~、次はピザ作りにトライしようかなぁ~と本気で思ってしまいました^^
ピザ窯を作ってくださると言う白馬の騎士を今か今かと首を長くして待ってますよぉ~^^)


(アンチョビが高価な理由がわかりましたよ^^;
これは人の手作業じゃないと作れません。
神経を集中し、根気のいる仕事です。

身を外しながらいろんなことに気付きます。
毎日この作業をしているギリシャ片田舎のおばちゃんたちの顔が出てきたり、美しい海を回遊し、キラキラ光る肩口鰯の群れ、それを獲る漁師さんたちの顔、こんな小さな魚をこんなに手の込んだことまでして保存しようと思い付いた料理人の意識、イノチの大切さ、食の歓び、食べてくれる人への想い、レトルトやインスタント食品では補えない愛の奉仕、食の原点、・・・・

あれっ、いつのまにかわたしもイノチの原点に戻った暮らしを始めているんだなぁとの新鮮な気づき♪笑)

頭、内蔵、骨を外す.jpg

全部捌き終わって数えてみたら、身は85枚ありました。

とっても豊かなわたしの暮らしに心から感謝してしまう^^
あはは~、400円の材料費+オリーブオイル200~300ml?でなんとあの高価なアンチョビが85枚ですよん♪


3、 身を再度ペーパータオルで優しく水分を取り、一枚づつ容器に並べていき、ひたひたになるまでオリーブオイルを注ぐ。
このままでもいいんだけど、材料があるからローリエ、黒粒胡椒、タカノツメを加える。
これで完成♪

オリーブオイルを入れ、ローリエ、黒粒胡椒、たかんお詰めt.jpg

あとはオリーブオイルたちと馴染んでくれるまでの日数を待てばよいだけ~^^


今回の出張から帰ってくるのは、12月23日~25日くらいになるから、帰ったらまず試食できるかと思うと、ルンルン~♪

アンチョビは塩辛いと思いこんでいる人が大勢いると思いますが、自分で塩の加減を変えればいいのですもの、適度な味のやさしいアンチョビを作れますよ~^^
すべて指作業をしているので、指についているものを嘗めてみましたが、とっても優しい味でしたよん♪
醗酵度合いも優れものです^^




昨夜は何種類もの調理にどたばたと夜叉のごとくきりきり舞いしましたが、今日はただただ静かに精妙な指さばきに集中する時間を5~6時間過ごし、アンチョビ作りは「淑女」の料理みたいと感じてしまいました。

集中作業は、瞑想タイムでもあるわけですからとっても豊な心でいられるんです^^

手作りの食生活って、かつて人は誰でもやっていたんですよね^^
その当時の世相は、とっても穏やかで豊かだったように思いますねぇ~
物やお金は今とは比べ物にならないくらい少なかったけど、最も大切な家族や近所との愛が溢れていたんじゃないでしょうか?



小豆島に移転して、当たり前の日常で触れ合う自然の中から無意識の内に本当の自分へ戻っていっていることが感じられ、嬉しくたまりません。
こんなわたしを誇らしく思うし、そんなわたしが大好きです♪









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Last updated  2008.12.14 23:41:43
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