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カテゴリ:園芸
植物名:コウトウジ(紅冬至) 科属名:バラ科サクラ属 開花期:1月~2月 特徴等:中国原産の落葉高木で、日本への渡来は相当古く九州南部では野生化している物も見られるくらい我が国の気候風土に適している樹木です。園芸品種も300種以上あると言われ、紅冬至も野梅系の園芸品種です。花は淡紅色の八重咲きの中輪の早咲きです。観梅のほか果実を利用して食材にします。 (↑今年の開花 ↓昨年の開花) ★ ★ ☆ ★ ★☆ ★ ☆ ★ ★ ☆ ★ ★ 今日紹介する梅の花は知多市佐布里の「梅の館」の庭で咲く早咲の園芸品種の「紅冬至」です。 ここの地は古くからの梅の名所があり、工業用水調整池でもある佐布里(そうり)池を中心におおよそ25種4600本の梅が植えられています。 この佐布里池はそもそも愛知用水の貯水池として作られたもので、面積62万㎡に総貯水量530万トンで名古屋ドーム3杯分に相当する大きな池なんです。 1月も中旬になるとここの早咲の梅の枝には一輪一輪咲き始めますが、今年は例年になく寒さが厳しくて何時もであれば既に満開の紅冬至の花の開花の遅さには驚かされます。 例年2月上旬には「佐布里池梅まつり」が開催され、佐布里緑と花のふれあい公園(愛称:梅っ花そうり)を中心に色んな行事が行われ多くの観梅者が訪れます。 寒風に吹き晒されて咲く姿が少なからずも健気で、とても気品に満ちており心を温めてくれます。 正に「梅一輪いちりんほどの暖かさ♪」が待ち遠しいこの頃です♪。 因みに、俳句では「紅冬至」としては季語になっていませんが、「寒梅・寒紅梅」が晩冬の季語になっており、「梅」や「野梅・臥龍梅・残雪梅・鶯宿梅・梅が香・白梅・老梅・梅林・夜の梅・闇の梅・飛梅」や「紅梅・未開紅・薄紅梅」が初春の季語になっています。
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Last updated
2022.01.18 05:58:05
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