カテゴリ:前立腺がん
◆◆ 転移性前立腺がんの患者さんに対する前立腺への放射線療法 ◆◆
9月から10月の電子配信では、転移性前立腺がんの患者さんに対する前立腺への放射線療法について解説しています。 ヨーロッパ泌尿器科学会やNCCNのガイドラインでも、最新バージョン2020では、転移性前立腺がんに対する治療の1つとして組み込まれています。 前立腺がんに対する治療には、大まかに6つあって、 6. その他(抗がん剤治療、放射線同位元素治療など) があります。
しかし、少しずつですが、考え方に変化が出ています。 おおもとのがんのある腎臓をとることで体内のがん組織の量をできるだけ減らし、免疫力を上げて、寿命を延ばす可能性があるといわれているのです。 前立腺がんでは、どうでしょうか? 手術を受けられる患者さんはお元気で若いということかもしれません。 転移性前立腺がんでも、原発である前立腺のがん組織が、身体に悪影響を及ぼしている可能性があります。 面白かった、ためになったという方は、クリックしていただけると嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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ご無沙汰いたしております。
早速ですがエンザルタミド+免疫チェックポイント阻害剤の治験が 行われているようですがこの治験をどう思われますか。 お忙しい所申し訳ございませんがご意見宜しくお願い申し上げます。 (2020年10月18日 22時25分36秒)
様々な臨床試験が世界中で行われています。
なんでも試してみようということだと思います。 前立腺がんは免疫療法は効きにくいといわれていますが、免疫チェックポイント阻害薬の単独、併用療法で効果があったという報告もあるようです。 抗アンドロゲン剤のイクスタンジと免疫チェックポイント阻害薬の組み合わせでの相加作用、相乗効果があればいいのですが。 (2020年10月20日 04時00分08秒)
Uromaster なかなか新しい治療法が出てこないですね。これも期待薄でしょうか。少しでも効果のある事を祈るばかりです。いつも分かりやすいお答えありがとうございます。
(2020年10月21日 15時15分46秒)
例えば、転移性去勢抵抗性で、転移巣が消えたらダロルタミドとか使えるようになるんですかね
(2020年11月01日 12時08分57秒)
けんけんさんへ
ダロルタミドは転移のない去勢抵抗性前立腺がんに使えます。 保険上は、主治医がそう診断して病名が変われば、使用できるかもです。 ダロルタミドは転移性去勢抵抗性前立腺がんには適応はありません(使えません)。効果がまだ認められていないからです。 (2020年11月02日 08時33分58秒) |