カテゴリ:着物
うん、困ったね。
いくら押されても、買えないものは買えないんだね。 こんなチャンス無いわよ~、って言葉も、毎回、聞いてますから、チャンスは、いくらでもありますのだ。^^; 呉服屋の言う「こんないい物」なぞも、この世にごまんとございます。 今回、逃したからといって、次が無いなどとは、全く持ってあり得ません。 そもそも世の中には、常に何千万という反物がございまして、その中の、ほんの数反がオイラのものになるワケです。 その数反というのは、既に決まっていて、なんつーか、不思議なモンでして、どうやって来るのかよくわからんのですが、なんでか、うちへ来たがるのですわ。 オイラが選ぶというよりは、反物がオイラを選ぶんです。 この人、アタシを纏う資格ナシ、って人の所には絶対、来ないんですのよ。 まあ、女と同じですわ。 誰もがいいと思えども、誰のものにもなりませぬ、とくらぁ。 「アタシずーっと、先生と一緒^^」という、作家の元から離れたがらない反物もいるんです。 「これ、売れそうで売れないんだわ、ずっとオレといるんだわ^^;」と先生言いますが、反物の意思じゃ仕様が無いです。 希少価値で優れた物で、見る度に、いいなぁと思ってるのに、ずーっと売れ残ってる子もおりますのだ。 買えるはずなのに、その時になると買わないんです。 反物というモノは、来るべくして来るもんでして、無理から手に入れるモンではないのです。 無理から手に入れたモノがどうなるか? 箪笥の肥やしで終わります。 つまり、1度も袖を通さない。 すごくいい物で、着て行ったら間違いなく誉め倒される事、間違いナシ! であっても、不思議と袖は通らないのでございます。 (お金持ちに多いです、買ったきりっての) えっとね、来るべくして来た子は、「アタシを着て着て^^」オーラが出てるんですわ。 「いやん、コンサートは、その子じゃなくてアタシを着て行って!」と主張するんですわ。 で、吊るしといたヤツじゃなくて、たとうしから出したてのを着用するハメに・・・。 逆に、これにしようと思ってても、「今日、お出かけするイヤっ!」ってバヤイ、いつも15分もあれば着れるのが、30分かかっても着れない時があり・・・。(--;) 一説には、織り手が無意識に魂入れちゃうんだそうで・・・。 だから、気の合う合わないが出てくるらしいです。 そおゆう着物、中古や頂き物にも多くて、何やら、いるんですわ。^^; オイラ敏感だからなぁ、ははははは。 だから、気の合う反物求めて展示会に通うです。^^ 合コンか!くらいの勢いでして、ハイ。 決して、上質の価値ある物が欲しいのではありません。 長く楽しく着れる着物が欲しいのです、ああ、それだけです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年06月04日 00時50分06秒
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