テーマ:着物がダイスキ♪(2135)
カテゴリ:着物
呉服屋で1人、反物を物色していると、
やってきたお客さんに声をかけられる事が結構ある。 「ねえ、この着物には、どの帯が合うかしら?」 「はい?、ワタクシでしょうか?」 「ええ」 「そおですねぇ・・・これなんかいかがでしょう」 「ん~」 「もしくはこちらでしょうか、リバーシブルになってますので、他にもこの系統の着物をお持ちなら、応用が利きますよ(営業スマイル^-^)」 「へぇ~」 「それから、こちらは、ちょっと値が張りますが、軽いので長時間着ても、そう負担になりません」 「軽い方がいいの?」 「ええ、この重量を全部、腰に巻いて歩きますから軽いに越したことありません」 「あとは、ここらへんですか、好きな色ありますか?^^」 「いらっしゃいませ」(店員さん登場) 「Hさん、お客様が帯をお探しですって、ここにあるだけで全部?」 「Tさん!す、すみません、すぐ^^;;」 「???・・・あの、店員さんじゃ・・」 「私も客でして・・・(ははは)」 「うわっ、ごめんなさい着物着てたから、てっきり」 「いえいえ、こちらこそすみませんです」 「あ、でも、どっちがいいかしら?」 「ん~、私が買うなら、これですかねぇ・・・体裁いいし、何より軽いですから」 「こっちは、ダメなの?」 「いえ、いいと思いますよ、私の場合、1日中歩き回るから軽い着物に軽い帯が好きなだけで、こちらも、いい帯です、気に入った方を買ってください^^」 「じゃあ、こっちにするわ」 ・・・・・ 「Tさん、ウチへ就職しますか?(--;)」 「あはは、オイラに営業はムリ」 「どうして?今売ったじゃん」 「今のなんか偶然だもん、呉服屋さんで働いたら、あたし破産しちゃう」 ちうような会話が、チラリホラリと交わされる今日この頃。 着物を着て1人、反物棚をゴソゴソやっている図々しい客な為か、 初めて来られた方には、店員さんと映るらしく、よく声をかけられます。 オイラ、どの呉服屋さんでも、放っておいてもらえるタイプなので、勝手に物色。 店員さんは、呼ぶまで出てきません。^^; しかも最近、自分で巻いていたりもする・・・。 展示会でも、ほぼ単独行動。 「あ、Tさん1人で大丈夫だよね、勝手に見てって^^」 「うん、ありがと」 他のお客さんには、1人ずつ誰かしらつくんすが、オイラは、ノーガード。 勝手に見て回って、場所が空いたら自分で職人さんに話しかけて、先生に反物巻いて貰って、時々、手の空いた店員さんとおしゃべり。 お前は、そこの社員かっ! くらいの自由行動です。 オイラ、ひっつかれてウダウダって苦手だし、押しても買わないっての知られてるから、放っておいてくれる。 おススメされなくても、気に入って欲しくてたまらない時は買うんだから、ゴリ押しするよなトコはダメよ。 着物って未だに、一昔前のDCブランドのノリなんだよね。 べったりくっついて、押しまくる。 これじゃ売れないね。 売れても客が来なくなる。 オイラの展示会に参加する極意としては、見に行くだけときっぱり言い切って、了承して貰ってから行くです。 それでゴリ押しされて、頭に来たら、即帰るもんね。 高価で価値のある着物が欲しいんじゃなくて、気に入った物が欲しいの。 呉服屋さんも、気に入らなきゃ絶対に買わないっての、知ってるから、ゴリ押ししないんだよね。 そうやって何年もかけて、通してきたから。 100反見ても、気に入ったのが1反も無い時だってザラにある。 5反しか無いのに、2反気に入っちゃう時もある。 だから、気に入って、どうしても欲しい反物が出てくるまで、呉服屋さんを回るのよっ。 合コンと同じぢゃあ! ちなみに、気に入った塩沢を手に入れるまで、3年かかってます。 しじら織は、まだ捜索中。 なかなか無いのよねぇ~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年05月13日 18時37分34秒
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