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テーマ:乳がんのお話(1116)
カテゴリ:乳がん
忘れもしない日 4年前の6/6、 自分でしこりを見つけて、初めて受診した日に癌の告知を受けた。 つくばに引越ししてきて2カ月後、 転職して2カ月後、 始めて受診したクリニックで、 始めて会った医師に伝えらた。 「乳がんですね。 リンパも腫れているので恐らく転移もあるでしょう。」 初めて会った患者さんにそんなこと言うの? 普通初めは、 “乳がんの疑いがあります。詳しく検査が必要です”とか言うものじゃないの?、、、
「やっぱり6/6は“雨ザーザー”の日なんだな。心が雨でザーザーだわ。」 ちょっと他人事みたいに、 昔の絵描き歌『かわいいコックさん』を思い出しながら思った。
それから先生の予言通り、 リンパ節への転移も見つかり、 右乳房全摘手術+リンパ節郭清、抗がん剤治療(TC療法)、放射線療法を経て、 今はホルモン療法で“タモキシフェン”を服用中。 薬剤の分類上、抗がん剤という分類の薬になる。 10年続ける予定で、今3年半経過したところ。まだ先は長い~
この薬は女性ホルモンを抑える薬なので、更年期を起こさせている状態になる。 もともと更年期ど真ん中の年齢で、 もはや薬のせいなのか、自分の更年期のせいなのかわからないけど、 ホットフラッシュとか、不眠とか、皮膚が痒かったり、、、と色々症状は出ている。 一応私は、ぜ~~~んぶ薬のせいにしてます。 (まあ、この程度で済んでいると思えばラッキーなんだけど)
この薬を飲んでいると、 何かと大きい病院を紹介されることになる。 例えば近所の歯医者さんで抜歯をしようと思ったら、 結局大学病院ですることになったり。 眼科もそうだった。 大学病院は待ち時間も長いし、終わる時間が読めないし、 仕事を休まなきゃいけなくなったりするので、 地味に大変かなぁ。 (まあ、安心といえば安心なんだけど)
身体の方は着々と治療が進んでいって、、、、 でも心は置き去りのままだった。 “再発するかもしれない” “また抗がん剤することになるかもしれない” “もう片方の乳房も、がんになるかもしれない” “リンパ浮腫になるかもしれない” “だってほら、少し右腕が浮腫んでる” “リンパ浮腫になったら手術が必要になるのかな?” “子どもが就職するまでは生きてられるのかな” “まだ死ねないんだよな”
2年間、泣かない日はなかった。 はたから見たら、とてもそんな風には見えなかったと思う。 明るくしてるし、仕事も普通にしてるし、趣味の歌も続けてるし。 何事もない日常が戻っていたけど、 忙しくしてると全然大丈夫なんだけど、 ふと一人になったり、 道をひとりで歩いてたり、 お布団に入ったりすると、 ホロホロと涙が出てくる。
いつも暗闇の中にいた。2年間ずっと。。。
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最終更新日
2024.05.27 15:48:30
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