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テーマ:イタリアワイン大好き!(738)
カテゴリ:カンパーニャ
カンパーニャのDOCG、生産者はマストロベラルディノ。2000年ヴィンテージが高評価&低価格で出回った結果、過去のヴィンテージのインポーター在庫が出回り、熟成した高品質のアリアニコが、2500円程度で楽しめた状況は素直に喜ぶべきところですが、この時点で、これまでのインポーターと生産者の契約が切れ、過去最高の評価ともとれる2001年ヴィンテージおよび、リゼルヴァが日本に入らない事になりそう...という結末はやはり残念です。
さて、高評価の2000年以降は、エレガントへ転向したという噂の老舗ですが、円やかさを帯びた1998を飲むと、安易に方向転換などして良かったのかと、思うほど、そのボディは深淵にして荘厳、そして、きめ細かく織り込まれたテクスチャは複雑でありながら、南イタリアらしい軽妙さもある陽気な果実が歌うように、鼻腔をくすぐります。 娘の幼稚園のイチバンの仲良し「アリア」ちゃんのママが「アリアニコ」という葡萄品種に着目して、ワインショップで聞いてみたところ 「アリアニコ」のワインは売れないので、ウチには置いていない」 と言われた話を思い出しました。 企業の理論として「しょうがない」というのは「ただの言い訳」でしかないと思います。目先の利益を優先した「企業の理論」で動いてゆく生産者とインポーターと小売店に明日はあるのでしょうか? わがままな、僕たち消費者は「よく出来た企業のワイン」が飲みたいのでは無く「よく出来たワイン」が飲みたいのです。 よく出来たワインを飲むと「どんな生産者なんだろう」と思います。そんなとき、その生産者が素敵な人たちだと解ると、ワインお味も、ぐっと良く思えてきたりします。 Taurasi Radici 1998 / Mastroberardino 私事ですが...イタリアワイン大好きのテーマで、今回で「278」」回投稿したことになります。イタリアワイン大好きの総投稿数は「2780」のようですので、約10%を制覇したのだなぁと、さっき思いました。今後も、この総投稿数に占める割合を上げていこうと考えてます(笑)。 1129さんやFujikoMaruさんよりは、少ないかなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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