九州新幹線全線開通記念として、九州国立博物館(以下、九博)で
「特別展・よみがえる国宝-守り伝える日本の美-」と「斉明天皇
と飛鳥展」を半日かけて、楽しんで来ました。まずは特別展から~
国宝が11件、重要文化財18件もの日本の宝が、一気に見られる
なんて、滅多にないことだし、保存や修復の技術も知りたかったので
ぜひ行こうと思っていました。実際は、前期後期に分かれるので一気
には無理でしたが、それでもかなりの見ごたえでした。良かったです。
行きも帰りも「さくら」で。新幹線も九博も週末は多いと思い、今日に。
でもどちらも結構な賑わいで驚きました。やはり考えることは一緒なの
でしょうね。夏休みですもんね。九博は、2回目で夏は、初めてです。
国の宝として、美しい姿のままで、受け継がれて来た全てのモノは、
古くから人の手による保存・修理・模造と、高度な技術によって伝え
られて来ました。例えば「虫干し」や「掃除」は、千年にもわたる文化財
保存の基本中の基本だそう。高い保存修理技術。映像もありました。
最近のCTスキャンで見えた、昔の修復の技。分解しなくても、仏様の
内部まで映し見えたもの。仏様もさぞや驚かれたでしょう。遠目でしか
見たことのない、正倉院。原寸の中央部が作られてあり、感動しました。
模造や模写の優品もありました。これだと本物のそっくりで本物の代わ
りに、あちこちに出品することも出来て良いですね。蒔絵箱の試作品が
飾られていました。なんと発泡スチロールで作られていましたが、全然
そんな風には見えません。とても驚きました。ずっと驚きの連続でした。
九博のホームページに少々ですが、作品が紹介されています。ぜひ読
んでみて下さい。とても良いです。2時間程かけてじっくり見たので疲れ
てしまいましたが、とても満足しました。そしてすぐ「斉明天皇~」のをと、
エスカレーターで4階へ。こちらには、国宝の「万葉集」が見られるそう。
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