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2011.06.02
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カテゴリ:暮らし
 発癌リスクと言えば、私なら、ある物質の摂取によって発癌の可能性が何倍になるのかという意味にとります。でも、IARC発癌性リスク一覧は、発癌性があると言えるだけの根拠の強さを分類しているもので、発癌の危険性が何倍になるのかとは無関係です。

携帯の電磁波に発がんリスクの疑い=WHO専門組織
ロイター 6月1日(水)11時3分配信

 [ロンドン 31日 ロイター] 世界保健機関(WHO)の専門組織、国際がん研究機関(IARC)は31日、携帯電話の頻繁な利用によって特定の脳腫瘍が引き起こされるリスクが高まる恐れがあるとの見解を示し、消費者に対し影響を最小限にとどめるための措置を講じるよう促した。

 14カ国の科学者31人から成るIARCのチームは、携帯電話が健康に与える影響について入手可能な全ての科学的証拠を調査。その結果、携帯電話の使用について、5段階で示される発がんリスクのカテゴリーで、上から3段階目となる「発がん性が疑われる(possibly carcinogenic)」に位置づけた。このカテゴリーには他に鉛、クロロホルム、コーヒーなどが含まれる。

 調査チームは、より明確な答えを得るには長期間にわたる詳細な研究が必要とした上で、今回の判断を受けて、WHOが携帯電話の使用に関するガイドラインを見直す可能性があるとの見方を示した。

 WHOは過去に、携帯電話の使用とがんの関係を示す明確な証拠はないとの見解を示していた。

 IARCのチームを率いたジョナサン・サメット氏は電話会見で、原則的に関連する全ての証拠を調査した結果、携帯電話の電磁波について発がん性が疑われるとの判断を下したと説明。一部の証拠では、携帯電話の使用と神経膠腫(グリオーマ)と呼ばれる脳腫瘍のリスク増加との間に因果関係が示されたと述べた。

 携帯電話の発がん性をめぐる調査では、これまで明確な因果関係が示されていなかったが、今年2月の米国の研究では、携帯電話の使用が脳細胞の活動に影響を与えると指摘している。

 IARCのディレクターを務めるクリストファー・ワイルド氏は、特に長期間にわたる携帯電話の頻繁な利用について、一段の調査が行われることが重要と指摘。「さらなる調査結果が明らかになるまでの間は、携帯電話のハンズフリー機能やメール機能を用いて(脳への電磁波の)影響を軽減するなど、実際的な取り組みを行うことが大事だ」と述べた。

 一方、業界団体はIARCの報告に反発している。

 米移動体通信産業協会のジョン・ウォールズ氏は「発がん性が疑われる」とのカテゴリーには日常摂取する野菜の漬物やコーヒーも含まれているとし、「(IARCの判断は)携帯電話ががんを引き起こすということを意味しない」と述べた。

 ウォールズ氏は、IARCの調査チームは既存の研究結果を調査しただけで新たな研究を行っていないと指摘。米食品医薬品局(FDA)などの他の規制当局は、携帯電話の発がん性を示す十分な科学的証拠はないとしている、と述べた。

 英国の携帯電話事業者協会(MOA)のエグゼクティブディレクター、ジョン・クック氏も声明で、IARCは危険性がある可能性を指摘したに過ぎないとの見方を示し、「一段の科学的な調査が必要」と述べた。


 要するに携帯電話がGroup2Bに分類されたと言うことですが、次のGroup3は、発癌物質とは分類できない“Not Classifiable as to Carcinogenicity to Humans”ですから、実際に発癌性があるのかどうかはまだ分からないと言うことでしょう。

 発癌リスクという言葉の曖昧さに原因があるのかどうか分かりませんが、こんな風に先走っちゃう人も居ます。そこでは携帯電話とアスベストや喫煙が同じリスクとして携帯電話をやり玉に挙げ、ソフトバンクを揶揄しています。アスベストや喫煙はGroup1で、明らかな発癌物質ですから、携帯電話と同列には語れないでしょう。

同じようにGroup1のアルコール飲料を毎日摂取している身としては、今更携帯のリスクでもないのですが。





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Last updated  2011.06.03 03:54:19
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