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カテゴリ:真田丸
■前回の予告編で信繁たちが悲しい知らせを持って真田村に戻ってくるとあったので、これはきっと誰かがいなくなってしまうのだなと思い、堺君以外の周辺の人物(木村佳乃姉さん、その旦那さん、家来の迫田君)についてウィキペディアで調べてみた。その結果、3人とも結構長生きで、この時の明智軍の襲撃で命を落とすことはないとわかった。(史実ではね)
■だからあんなに急な崖の上から飛び降りたとしても、きっと彼女はどこかで生きているはずだと少し安心して見ていた。できるならあの髭面のダディにも落胆してはいけない、きっと彼女は大丈夫だからと耳打ちでもしてあげたかった。そう、生きていればまたいつかどこかでもう一度会えるはずだ。(ドラマならね) ■前回信長が明智に討たれて今回明智が秀吉に討たれた。そんな歴史上の大事件をただ伝聞の情報だけで受け入れることになる当時の武将や国衆のリアリティーはどこにあったのだろう。リアルタイムの映像や文字情報で確認できないそれをどうやって受け止め、次の一手を考えようとしたのだろう。様々な情報の中にはきっと相手を陥れる嘘も、そして草刈正雄のしたようなくさい芝居もたくさんあったのだろう。 ■その態度を朝令暮改だと例の国衆会議で例の男(小童目(こわっぱめ)3度目)に糾弾された彼だが、その四字熟語は必ずしも非難されるばかりであるとは限らない。朝くだした命令が夕暮れには変わっているということはそれだけ状況に応じて作戦が変化しているということで、同じ四字熟語を使うなら臨機応変と言い換えてもいいのではないか。 ■たしかに現代人からしてみれば当時の世の中のことを乱世あるいは戦国時代と呼び、全国至る所で武将たちが領地を広げよう守ろうとし、一族を存続させるために誰の味方になり誰と敵対するのか知恵を絞っていた非常に落ち着きのない時代だったと知っている。しかし当時の人々にとっては世の中とはそういうものであり、平和とか安定というものは長く続くはずなんてないものだと思っていたに違いなく、そこで持つ夢の種類も今の私たちのそれとはいくらか違ったものだったはずである。 ■真っ直ぐな人になりなさい。信用される人になりなさい。一本筋が通った人になりなさい。当時も今も親は子をそう言いながら育てる。その言葉を信じて成長した子どもたちは人生の節々でこう考えることになる。私はそういう人になったはずだが、それだけでは決して世の中は渡れない、と。 BGM 悲しい知らせ moonriders お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016/03/06 09:59:20 PM
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