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カテゴリ:小学生の頃
昔、子供の頃は、お祭りなんぞに行くと、きまって
見せ物小屋がたった。 入口で、客寄せの男がわめいている。 私達は、ぞろぞろ歩きながら、何だろう~~と耳と目をそばだてる。 「可哀想なはこの子でござる~~」という、哀調を含んだ声がひびく。 たまらず、5円か、10円を払って、中にぞろぞろと吸い込まれる。 山の中で、たった一人で生きていた男というは、 生きた蛇を鼻から入れて、口からだしたり、その反対をしてみせるのだ。 その上、まわりには、蛇のぶつ切りが、散乱していて、それを 食べてしまうのだ。 ふと、上を見上げると、ロープで天井に蜘蛛の巣が作ってあり、 その上には、直径20センチくらいの胴体の蜘蛛が、 大きく足を広げていて、顔は、人間の女の首なのだ。 その女は、目を開けたり、閉じたりして、じっとしているのだ。 どんなトリックなのか、いまだに分からない。分からない。 そんな見せ物小屋は、最近はありますかね? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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