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カテゴリ:2007年12月
小さな子供の頃からピアノが習いたかったが、そんなチャンスは
全く無かった。なにしろ戦中と、戦後すぐの時代の子供だったから。 私が40才の頃、すぐ上の姉と、少しずつピアノのレッスンをして、 70才に 、二人でリサイタルを開こうよなんて、語り合ったことも あったけど、バイエルを一冊仕上げたところで、二人とも挫折した。 ピアノの鍵盤をさわると、エレクトーンと違って、 ちょっと重くて冷たく、その感触が好き。 2ヶ月前、我が町に大型家電の店がオープンし、なんと! 88弦のキイを持った電子ピアノが35000円で売り出されていた。 88弦のキイを持った電子ピアノが10万円以下とは、 なかなか無いもので、驚喜乱舞した私は、一晩考えて、買いに出た。 で、店に着いたら、ついつい欲が出て、5万円のを買ってしまう。 それでも、安い。お手頃価格。うれしいじゃん! とうとう我が家に自分のピアノが来た。思えば長い道のりだった。 60年の歳月を経て、とうとう自分用のピアノを持った。 さっそく狭い台所に置いて、猫ふんじゃったなどを弾いてみる。えへへ…涙 が====ん!!音が狂ってる。 一番左のオクターブが右より高い音になってきゃんきゃん響く。 すぐにクーリングオフ。 次ぎに到着したのも、同じ音。運んで来た男性に弾いて確かめると、 「変ですね~~!」と、言ってくれた。「でしょ?」と、私。 ついに、電気店は、大きなメーカーの技術さんを呼んだ。 すると、 「これは、音は正常ですよ。電子ピアノは、こういうものです。」だと~! 別のメーカーさんのと交換してほしいと、電気店にお願いしたが、 音にうるさい私を怖がってか、 「音に繊細な方は、楽器屋さんで買ってください」と、断られちゃった。 また、人生の振り出しにもどりました。 涙 激流 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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