読まなくてもいい話

大昔のこと、私２３才。
夫の母は、
ある女子短大の料理の先生だったが、
そこの学生、数人に、たまたま会ったことがあった。

「わ～～あの～先生の話題のお嫁さんですね？」

どんな話題だったのか？聞いてみる。
私自身、若くて、彼女らと、あまり、年は離れていないから
屈託無く話してくれる。

料理の時間の合間の、ちょっとした話題だが、
嫁の愚痴に当たる種類のおはなし。でへへ


ある日、私は街に買い物に行きたかった。
それで、お姑さんに、赤ちゃんを預けた。
半日して、帰ってくると、
お姑さんは、

「ああ、ああ、と～～～～っても大変だったわ～～
赤ちゃんが、ぜんぜんミルクを飲んでくれないの。
ミルクを飲まずに泣いてばかりだったから、
かわいそう～～
早くミルクをあげてちょうだいね～
ごめんなさいね～～ほんとうに～」

すると、私は、
「あ～～！やっぱり～～？　補乳瓶で飲むのは、初めてなの～
　　　　　　　　　　　　いつも、母乳だけだから～」

と、
そんな言葉を平気で言ったそうだ。

若くて若くて、ほんとうに馬鹿な嫁でしたね？
お姑さん、ごめんなさい！