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カテゴリ:夫
一昨日は、用事があって、遠出した。
眠気防止の為、 軍歌をコピーして車に乗る。 夫は、戦争なんか大大大嫌いなのだが、 夫の一番多感な中学生の時が、戦争中だったので、 軍歌が心の想い出の歌になってしまった。 成長してからは、 やたら真面目なタイプだったから 素敵な新しい歌はぜんぜん知らないし、 私のような元気印のとんでも女と結婚しながら、 たとえば、サザンなんか、死ぬほど嫌いなのだ。 仕方がないから、時々車の中で、軍歌を歌う。 そして、あらためてコピーを見ながら歌ったら、 ずいぶん感動的な歌もあるのだ。 <海ゆかば>が、 大伴家持作詞 とは、知らなかった。 “海行かば水漬く屍 山行かば草むす屍 大君の辺にこそ死なめ かへり見はせじ” <出征兵士を送る歌>を歌うと、ちょっと悲しくなる。 勇気凛々で、出征する感じではない。 「ねえ、出征兵士を見送ったことがあるの?」 「もちろんだよ」 「この歌を歌ったら泣きたくなるよね?」 「みんな、泣いてたよ」 私は、あらためて、 男の人を尊く思った。 日頃は、いつも、「男尊女卑だな、日本人は!」とか、 腹をたてることも多々ある。 私が長女をお産したとき、 夫が帰ってきて、「どっちだったの?男?女?」と聞くと 手伝いにきてくれていた人が、 「ボール」と、ひと言告げた。 私は、 (何故、男は、ストライクで、女はボールだなんて言うのか!)怒 と、内心、腹を立てた。 私は、 男子を産んだら褒められて、 女子を産んだらがっかりされる時代の最後の女だろう。 でも、 ああ、やっぱり、こういう戦争に行って、 男の人はたくさん死ぬんだ。 みんなの為に死にに行くんだ。 男性というのは、悲しいさだめを持って生まれて来たんだ。 大切な人なのだ。 感謝しないといけないなと心から思った。 たまに、軍歌もいい。 < Wikipedia>によると、太平洋戦争で犠牲になった日本人は 210万人で、そのうち、軍人は、170万人、市民28万人だそうだ。 悲しいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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