この時期になると、年賀はがきの喪中欠礼についての相談を
受けることがあります。
まず、「喪」というのは、儒教から来た考え方で、他人に対して
身内が亡くなって悲しんでいることを知らせるためのものです。
一般的に様々な行事の出席を控えるべき「忌」の期間
(通常は49日までです)と違い、「喪」はいつまでという
決まりがあるわけではありません。
ただし、喪中欠礼を出す場合には、
「私は喪中なので、様々な行事は控えさせていただきます」
という意味があることは知っておくべきです。
逆に、喪中欠礼を受け取った場合には、その方に対しては
「喪」の期間であるということから、配慮する必要があります。
ただ、最近では家族葬として身内以外には家族が亡くなったことを
知らせないケースもありますので、わざわざ喪中欠礼を送るのも
おかしな話です。
一方で、身内が亡くなった場合に、49日までに気持ちが
落ち着く場合もありますが、そうでない場合も多いことでしょう。
喪中欠礼をあえて出さないで、年賀状をいただいてから、
その方に寒中見舞いで、身内の死を伝えるという方法もあります。
中庭の剪定も終わりました。