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今日は、朝一番で所内ミーティング。
昼前に事務所を出て、クライアント訪問。 戻ってきて夕方からクライアントご来所。 二日連続で昼食が3時過ぎになったのは、 忙しく仕事させてもらえて感謝な一方、 段取り工夫すべし、と反省しなければいけません。 移動のあいだに「争うは本意ならねど ドーピング冤罪を晴らした我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール」 を読みました。 当時川崎フロンターレに所属していた我那覇秀樹選手が、 ドーピングの疑いをかけられていったんはJリーグから処分を受けますが、 実はドーピングではありませんでした。 ですがドーピングでなかった、となると処分を下したJリーグが 間違っていたことになるので、それを認めないため(と私には思えました)に Jリーグ関係者が、我那覇選手自身の動きを妨害する。 それを放っておけない周囲の人たちが支援の活動を行って、 数々の困難をクリアして、最終的にはドーピングでも何でもなかった、 という裁定を受け、でもJリーグは自分の過ちを未だに認めていない、 というお話です。 官僚組織の無謬主義というのは、この仕事をしていると イヤと言うほど見せつけられる場面に出会いますが、 この本を読むとJリーグも同様である、ということを実感します。 しかし、サッカーファミリー(サッカーに携わるプレーヤー、コーチ、 サポーター、チーム関係者、一部のリーグや協会関係者)の人たちの、 間違っているものはただすべきであり、長いものに巻かれて済ませはしないことが サッカー界を発展させていくために絶対に必要なことだ、 という熱い思いを感じて、多摩モノレールの中で涙ぐんでしまいました。 自分が今いるところ、守らなければいけないもののために すべてをなげうつ覚悟の我那覇選手に胸が熱くなりますし、 それを支える周囲の人たちの活動にもすばらしい、としか言いようがありません。 著者の木村元彦(きむらゆきひこ)さんの執拗と言えるほどの取材にも 頭が下がる思いです。 当時処分を下したJリーグの関係者に取材を申し込み、 唯一断らなかった鬼武元チェアマンのインタビューもあります。 サッカー好きの人には是非読んでいただきたいですし、 そうでない人にも書店で手にとって 数ページでいいから立ち読みしてもらいたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012/02/12 09:21:17 AM
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