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人を救う医療の実現を目指すブログ

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2003.11.13
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カテゴリ:分類なし
母の贈り物という古いビデオをみた。母の贈り物なんて、いったい何なのだろうという好奇心で、最初手に取ってみた。
原題は、「A HOME OF OUR OWN」で、「わが家」といったところだ。ずいぶん大きな贈り物だ。
廃屋を手に入れて、そこに住めるようにするために、家族全員(母親と子供6人)で慣れない大工仕事をしながら手を加えていく。ついには、母親が疲れ切った顔を見せながら、昨夜見た夢のことを、娘に話す。
「坂を、車を押しながら登っていてね、下を見ると、地面が見えて。上を見ると、車の後ろにズラッと並んだ子供たちの顔が見えるんだよ」「ママ、ママ一人じゃないわ。私たちも一緒に車を押してるわ」、そんなシーンがある。
ところが、子供の不注意で、完成間近の家が燃えてしまう。母親は、焼け跡に立ちつくす問題を起こした子供を抱きしめ、「お前が悪いんじゃない、これは事故なんだ」と、その子供に言い聞かせる。
子供を攻撃して、その責任を言うことの、如何に簡単なことか。私なら、そうしたのではないかと、ふと思った。子供を守ることの難しさ、そんなことを考えさせられる場面だ。それができるこの母親の愛情の深さは、いったいどこから来たのだろうか。
そんなことを考えていたときに、同じようないたわりの言葉を、私自身、昔、誰かから言われたような気がすることに気づいた。それが、いつ、何だったのか、もう覚えていない。他の子が、大人たちから、そのような事を言われているのを、昔、聞いたような気もする。
子供は親の思う通りにはならない。大人たちは子供を叱りながらもどこかの線を過ぎると、今度は子供を守っていたような気がする。子供の人生と成長を思って。
今の私は、もし自分の子供たちが同じような事件を起こしたときに、ビデオの母親のような気遣いの言葉を、私の口から出せるだろうか?もっと、軽薄なのではないかと、考えさせられる。どこかで、そんな言葉を紡ぐ土壌を無くしてしまっているように思うのだ。私の場合、そんな言葉を出せるだけの土台は、もうない。
それに、今の私にとって、子供たちへの贈り物とはなんだろうか、とも考えさせられる。ビデオでは、ハッピーエンドで話が終わる。母の贈り物とは、近所の人の協力で奇跡的に完成した家だし、6人の子供たちの、家族としての強い絆でもあった。それって、何なのだろう。





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Last updated  2003.11.14 12:47:56
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神立リョウ

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pinktiger21@ こんにちは 宋文洲さんは、私も好きな経営者の一人で…
もんちゃん0709@ はじめまして テーマから来ました。 なるほどと思って…

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