『トレハロース』 ~林原商事~
皆さん「トレハロース」ってご存知ですか?これは1、2年前調べたときのものですが、今でも良いと思うので、書いてみます。食品などの包装をひっくり返して裏をみると原材料表示に「トレハロース」と書いてあるのをよく見ると思います。甘味料?繊維?これは何でしょう。何故か数年前から以前より頻繁に目にするようになった気がします。何故でしょう?そのキーになるのが林原商事さん。林原?何ソレ?と思った方、こんなウサン臭い宇宙人みたいなキャラが出ているCMを見たことないですか?(・・・汚い雑な絵で申し訳ありませんが^^;)ソレです(笑)それが林原グループのコマーシャル。トレハロースのコマーシャルです。そして以下は林原商事さんのサイトにあったトレハロースに関する説明です。きっと「へぇ~」と納得されるはず!?おもしろいのでご一読あれ。※少々読みづらいので、色付け、改行させて頂きました。『トレハロースとは』 昔から科学者の注目を集めていた 夢の糖トレハロースの存在が初めて学術的に明らかになったのは1832年のこと。ウィガーズが麦角中に発見したのです。そして1859年には、バーサローによって、トレハラマンナ(ペルシャ地方に生息する象鼻虫が作るもの)から分離されトレハロースと名付けられました。以来、トレハロースが持つ不思議な力が様々な分野に応用できるのではと期待され、研究が盛んに行われました。しかし、トレハロースを抽出するのは難しく、抽出できても価格が1kgあたり3~5万円もする高級品。トレハロースを大量生産する方法が見つからないかぎり実用化は不可能とされていました。1994年、林原は世界で初めて微生物・酵素技術を使った「でんぷんからの量産」に成功。1kgあたり300円レベルにまで価格がダウンしたことにより、今急速にその利用が広まっているのです。また最近では、トレハロースが健康にも関係があるという実験報告もあり、医療面でも注目され始めています。 スゴイ!林原さん!桁違いにお安くなったんですね! だから、近年急によく目にするようになったわけですね!えっ?こんな昔からトレハロース!? 旧約聖書の「出エジプト記(モーゼがイスラエルの民を率いてエジプトからイスラエルに移動する場面)」に、興味深い話がでてきます。イスラエル人が砂漠をさまよっている時、神ヤハウェの啓示に従って、パンの代わりに荒野の表面にあるうっすらと白い実を食べて飢えをしのいでいました。彼らは、蜜を入れたせんべいのような味のするその実をマナと呼び、カナンの地にたどり着くまでの40年間、食べ続けたのです。この話にでてくるマナというものの一種にtrehala mannaがあり、それにはトレハロースがたっぷり含まれています。実はそれがトレハロースの語源になっているのです。一滴の水で生き返る生き物 人間をはじめとする生き物は、水分がなくなると生き残れません。でも昔から、完全にひからびて死んだような状態でも水をごく少量加えただけで生き返る生物の存在が知られていました。たとえば、砂漠に生息するイワヒバという植物、クマムシ(緩歩動物)、酵母などは乾燥して何年もたっていても水さえ加えれば生き返ります。この復活現象は長年の間、「不思議な現象」として原因が分からぬまま扱われていました。近年になってこの不思議な「復活現象」には、生物の細胞内にある糖が大きく関わっているということが分かりました。その糖こそ「トレハロース」なのです。トレハロースが水に代わって細胞を守る働きをしているなどといわれています。だからトレハロースは、別名「命の糖」「復活の糖」と呼ばれています。干し椎茸がもどるのもトレハロースのおかげ もっと身近な例を挙げてみましょう。干し椎茸は何カ月おいた後でも、お湯あるいは水に浸すと、元の状態にもどりますね。これも実はトレハロースの働きなのです。椎茸に含まれているトレハロースが多ければ多いほど、より元に近い状態になることが実験で報告されています。昆虫はトレハロースをエネルギー源に バッタ、イナゴ、ハチなどの昆虫は、長い距離を飛んでも、長い時間跳ねてもまったく平気。小さな体のいったいどこにそんなエネルギーが?と感心してしまいます。これらの昆虫の体液中にはトレハロースが蓄えられていて、これを必要な時にブドウ糖に変えているのです。人間など哺乳類の血糖はブドウ糖ですが、これら昆虫の血糖はトレハロースというわけなのです。ひょ~~どのお話も、まだまだこれからの研究によっては、 非常に様々な可能性を秘めていると思われる、 なんとも興味深いお話ではありませんか!? おもしろい!!以上、林原商事さんサイトを参考に書いたトレハロースに関する記事でした。トマナス:タメになったねぇ~(*・ω・)(*-ω-)ウンウン 【参考】トレハロースとは トレハロース(trehalose)とはグルコースが1,1-グリコシド結合してできた 二糖の一種である。高い保水力を持ち、食品や化粧品に使われる。 分子式: C12H22O11(無水物)C12H22O11?2H2O(二水和物) もうちょいわかりやすい説明はないかと探す・・・キョロキョロ こんなかな?↓参考までに。【補足】●トレハは人工の糖質ですか? トレハの主成分のトレハロースは、しいたけなどに含まれている天然の糖質です。 林原では、ジャガイモやトウモロコシなどの澱粉を原料に、 微生物由来の酵素の力を利用してトレハを作っています。 そのメカニズムは、例えば「ご飯を口の中で長く噛んでいると甘くなる(澱粉が唾液に含まれる酵素により分解されてブドウ糖になる)」と基本的には同じです。●原材料表示は? トレハの原材料表示は、「トレハロース」です。 食品添加物の表示欄(順位)に物質名で「トレハロース」と表示して下さい。 糖類と一括表示したり、糖類(砂糖、トレハロース)などの表示は適当ではありません。 一部例外として、トレハロースそのものを喫食する場合は 食品原料としての扱いが可能となります。詳しくは最寄の保健所へご確認下さい。 ● たくさん食べても大丈夫? 人によって程度の差はありますが、一度にたくさん食べた場合に お腹がゆるくなる場合があります。 その目安は、体重1kgあたり0.65g(体重60kgの人で39g)以上と言われています。 ●安全性は? トレハロースはキノコや酵母などにも含まれており、古くから人間が食べてきたものです。 水飴と同じく澱粉から生成される安全性の高い物質です。(林原さんサイトQ&Aより)●「トレハロース」とは何ですか? 砂糖と同様の天然糖質です。 トウモロコシなどの澱粉に酵素を作用させて作られるものであり、 分解すると2つのブドウ糖になります。キノコや海草、酵母などにも多く含まれています。 天然物であるため、安全性についても国内外で広く確認されています。(ケーキ、スィーツのモンテールさん説明)