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首と後頭骨のあいだ、首筋を上へたどって後頭骨にトンと当たったところが「天柱」。その外側の少しくぼんだところが「風池」。疲れたときに、いの一番に凝ってくるのがこの部分です。
さて、人にやってもらうのが一番楽ですが、自分ではなかなかうまくいかない人が多いとと思います。いろいろな方法がありますが、私が普段からよくやっている、とっておきの方法をお教えしましょう。
題して”10秒.筋活(=筋肉に活を入れるの意)リフレ”ッシュ
「首をすぼめるストレッチ」 ...首と肩を同時にゆるめる超テクニック
(1)両肩を上に持ち上げる (立位座位どちらでもOK!)
(2)顔面が水平になるよう天上を見る
(3)そのままのポーズで、肩と首を同時にギュ~~ッとすぼめる (ただすぼめるだけでなく、力一杯、ギュ~~ッと後頭骨と肩で、ボールを押しつぶすイメージで押しつける。人によってはスジがつる場合があるので適度に加減する。)
そのまま10秒キープ(気持ちいぃ~~)
スッと瞬間脱力、10秒休む.....この動きを3~5回繰り返す。(動作はこのふたつだけです)
ストレッチの最中に、ボキッ!、ガリガリッ、と音がする人がいると思います。それは、頸椎椎間関節の癒着がとれたり、歪み(頸椎や肩関節、肩鎖関節)が矯正される「矯正音」ですから心配はありません。頸椎が正常になればほとんど音はしなくなります。
但し、首の凝る人で、よく頭を振る人がいますが、あれはあまりやらない方がいいでしょう。なぜなら、頭を振り回すことで、一時的に楽になるようであっても、局所的に頸関節が動きすぎて、ますます凝りやすい首になってしまいます。こんな人こそ、"10秒.筋活リフレ"をお勧めします。
"10秒.筋活リフレ"の効果は、頚椎の牽引作用と、凝り固まった肩の筋肉のストレッチが同時にできるのが特長です。終わった直後は、首周りの血液がドクドク流れるいる感じが分かると思います。
首の付け根のコリをほぐすだけですが、頭痛、ドライアイ、耳鳴り、鼻づまりなどなど、つまり、首から上の病気、あるいは不定愁訴(病気ほどでもないけどなんとなくいつも調子悪い)などに大変よく効きます。
そのわけは、筋肉は疲労がたまると硬くなる(縮む)性質があります。その硬直した状態を、肩が凝った、首が凝ったと言っているわけですが、凝り固まると、正常でも1ミリほどしかない首の椎間板が、更に狭くなるため脊髄から出ている頸神経を圧迫するため、それが、首が凝って眠れない、首が詰まって気持ち悪い、頭痛がする、などの症状が出るのです。
今回ご紹介した”10秒.筋活リフレ”は、早い話、首と肩をお互いに引付けあうことで、首(頚椎)の牽引と、首肩周りの筋肉のストレッチを同時に行う、W効果になっているのです。
首の付け根を楽にするだけで、上の症状以外にもいろいろな効果があります。簡単な方法ですから、やっているうちに上手にできるようになります。
超即効性! 受験勉強などで頭がボォ~ッとしたときや、布団に入ってもなかなか寝つけないときなどにやると効果てきめんです。試してみてください。
いつでもどこでも、車を運転中でも、信号待ちのちょっとした時間があればできます。できれば、効果のほどをコメント頂ければ幸いです。