最近は、自転車による人身事故や裁判沙汰で高額賠償判決がメデァで目にすることがある。春のうららかな陽気に浮かれてサイクツーリングは気持ちのいいものだが、途中でうっかり人身事故でも起こしたりするととんでもない賠償金問題が降りかかってくるとも限らない。
クルマは急ブレーキをかけても四輪で安定しているため、それほどの事故ケガということもないが、こと自転車ともなるととっさのことで驚いて急ブレーキをくれた時は、たいがい事故やケガにつながる事態になることが多いものである。自転車愛好者の皆さんお互いにご用心のほどを。
こちらは単独事故のはなし
久しぶりの雨、「朝から雨と風が強く...」、の予報だったのに、外へ出てみるとカラッと晴れわたり雲の合間には群青の空がぬけている。「この分じゃ大丈夫だろう」と自転車で仕事場へ。片道約40分の自転車通勤にはちょうどいい距離だ。狭山湖畔の周遊道を通ると時間的にはクルマと大差ない。
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見知りの自転車屋で中古で買ったロードレーサー(ブリジストン)だがよく走る
走り出して10分もしないうちにポツリポツリときた。一瞬引き返そうかと思ったが多少濡れてももよしとしてそのままいく。旧青梅街道を20分ほどいき途中から左折、狭山湖周遊道路への長い坂道にさしかかる。トトロの森、木々の葉をたたく雨音がはっきり聞こえ雨が強くなってきた。
トトロの森
カッパ持ってくりゃよかったぁ、天気のいい日なら森林浴で最高のサイクリング道路だが、今日はなんとも悲惨な状態になりそうだ。ままよ、たまにゃびしょ濡れもいいかと気を取りもどす。気温はそれほど低くないので寒くはないのが救い。
雨の日の自転車
一瞬の出来事
走行中の使用突防止用に、ハンドルに吊るしている熊よけの鈴が、ブレーキワイヤにからまって鳴りが悪いので、横着をして走りながら片手で治そうとしたらバランスを崩し、遊歩道わきのコンクリート製柵に左手をしたたかに打ちつけてしまった。スピードはそれほど出していなかったのが幸いだったが、それでも硬い柵柱を何本も引っ叩くようにしてやっと止まったたのはいいが、左手首が何だかおかしくなってしまった。
打ち付けた左手首から甲にかけてまだ腫れが残っている
自転車通勤にはそれなりのコツが
一瞬、骨をやってしまったかとヒヤリとしたが、手首を動かしてみると強い痛みがあるものの、不如意な変形や動きはないので、最悪骨折はないようで一安心。痛みの原因は「左手根管節の打撲と過伸展による腱鞘炎」と自己診断。
医者にはいかず特別な治療もず、炎症を起こしている手首周辺に塗り薬(消炎剤=メンタームQ)を一日に2回ほど擦り込み炎症をとる程度の処置で経過観察。お風呂は普通に入ったが左腕は万歳状態で加温を避ける。基本的には炎症を起こしているときはお風呂は禁忌だが、人体実験もかねて経過観察を試みる。
数日ののち風呂で温めながら、患部とその周辺をもみほぐしているうちに徐々に楽になる。仕事用の低周波で患部の血流と柔軟性を促進。次第に痛みが取れ手具備の動きが良くなってきた。ここまで約2週間ほど。
どんな仕事もそうですが、特に自分の体を使う仕事はケガをしたらオマンマの食い上げとなるわけですが、ホント三平さんじゃありませんがお互いに体だけは大事にしたいものです。
皆さん、くれぐれも自転車のわき見運転には気をつけましょう。