おくりびと 納棺師 遊佐
先日商店ポイント会の集まりがありました。年末年始の報告など話しあわれました。そのなかで町の中央公民館で昨年話題の映画「おくりびと」の上映会を行うことが出され、ちょっと急な状況だったんですが、事情を理解されて、各加盟店でもチケットの販売も行うことになりました。 「おくりびと」主演:本木雅弘 広末涼子この映画は山形の庄内地方の移り変わる四季がきれいに表現されています。私たちの町でもロケが行われ町の風景も出てきます。背景になにげなくでて来て見えるところが、なんとも 心を動かしてくれます。庄内では 実際 納棺師は女性が多いです。女性の細やかな心がそのままいかされるのかも・・・ たいへんな仕事であることに違いはありません。それでも心をこめて別れのひとコマひとコマを大事に納棺への儀式を行ってくれます。わたしたちのところでも セレモニーホールとか 葬祭センターで行うようになりました。いまではたしかに楽で騒がなくてすみ、助かるはずですが、多少多くお金はかかります・・・ それでも人にあわせようとする文化が この町でも根強くあります。実際お金がなかったら、できないんですが・・・ あそこの家から呼ばれたら 会場あるいはホールだった。なら わたしの家でも 立派な 場所にしましょう。など…という いつもの ことです。安いといっても 自宅葬かに比べれば 大きな出費になります。死とは………遅かれ早かれ 平等に その時が 確実に訪れます。逃げることは出来ません。納棺師さんも、葬祭事業に携わっているすべてのみなさんにも・・・・・・そのときを 真っ白な気持ちで考えてみたいと 思うことは毎日でしょう。葬祭関係に携わっている人たちも もちろん想いよることもあるでしょう! これは 必ずあらなくてはいけません!自宅葬ならいくらでも調整はできますが、関係者からワイワイ来られると、みさかいつかなくなり わからなくなり、いつしか葬祭場での段取りができていたと聞きます。自宅でお葬式をやると ものすごくたいへんです!!!でも しかしながら 親戚の 絆が でて かならず 心が 通じ合います。これは 数日間の間 互いに 協力しあったという 目にも見えない 連帯の心から 自然とにじみでてくるものと思います。わたしの 叔父 忠兵衛さんの お葬式は自宅で執り行いました。故人も自宅を望んでいたと思います。そして 一周忌での 法要で 平津のお寺 帝立寺和尚さん からのお話しに凝縮されていました。お寺に行き、帝立寺内をたどり、開山堂で供養をして、庫裏の前の広間でお茶をいただき、ここに飾られている故人の写真に思いを 寄せながら 静かに お寺を後にしました。お斎では みなさん 一国一城の主ばかりですが、様々な話に花が咲いて 帰りませんでした。故人が 偲ばれます。 今回の「おくりびと」のことです。主催は テレビユー山形、遊佐で映画「おくりびと」を上映する会後援は 遊佐町、教育委員会、中央公民館、社福協、商工会協力が 私達の商店ポイント会、ショッピングセンター、観光協会、 松竹、山形県映画センター問合せは 中央公民館、商工会内のポイント会前売券は 観光協会、ポイント加盟店 1,000円。このチケット なぜか 町民に 売れています。 わたしの母は見に行く気はないと言っています。人のいたみ お葬式は見たくないと言っています。その気持ち わかります。この映画をみて何を思い感じるでしょう。