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テーマ:クラシックの名盤(290)
カテゴリ:ドイツの作曲家
おはようございます。
こめまる94です。 1943年9月に録音されたカラヤン指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管によるブラームス交響曲第1番を聴きました。 ↓ カラヤン ブラームス交響曲 第1番 1943年アムステルダム 当時カラヤンは35歳ですが、既にフルトヴェングラーのライヴァルと目されていました。 私生活でも前年にユダヤ人の血を1/4引くアニータと二度目の結婚しています。 現代の35歳という基準では測れない既に大物指揮者でした。 しかも音楽作りでも丁寧で落ち着いた巨匠然とした演奏を展開しています。 それに加え、オーケストラの実力もあるのでしょうか、艶やかな響きと弦の随所に表れるポルタメント気味の響きは、かなり官能的です。 この演奏を評して若いカラヤンの颯爽とした演奏というのは間違いで、既に大家としての風格を備え、それに瑞々しさと色気を加えた演奏だと思います。 また録音は古いながらも歪みがなく、十分演奏の素晴らしさを伝えてくれます。
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最終更新日
2019.06.28 05:10:38
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