松山城見学
今年のゴールデンウィークは松山城にいってきた。城めぐりということ自体なかなかないので、新鮮な気持ちで見に行った。松山城の創設者は加藤嘉明。慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いにおいて徳川家康に従軍し、その戦功が認められ20万石となった嘉明は、同7年に、伊予正木(愛媛県松前町)から道後平野の中央にある勝山に城郭を移すため、普請奉行に足立重信を命じて地割を行い工事に着手したとのこと。寛永4年(1627)になって一応の完成をみた。しかし、地盤の弱さに起因する天守の安全確保と江戸幕府への配慮ということで、築城当時は五重だった天守を三重に改築したらしい。その後天明4年(1784)に落雷で天守が焼失。12代藩主松平勝善は弘化4年(1847)に城郭復興に着手し、安政元年(1854)に天守が復興。現在の天守である。海抜132mの勝山山頂に本丸があり、そこにいくまでにロープウェイがあるのだが、利用せずに自分の足で登り、登りできついなと思いながらも天守閣まで登ったときは達成感があった。今回は本丸の見学だけだったが、本丸以外にも二之丸、三之丸とあるので、別の日にまた行こうと思う。