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テーマ:海外のナース(81)
カテゴリ:海外のナース
最近、うちの病棟がおかしい。
はっきり言って、働いてて楽しくない。 自分だけがそう思ってるのではなく、他のスタッフも口を揃えてそう言う。 「みんなで一斉に辞めてやろうか?」とか言う人もいるくらいに。 原因その壱 前にも書いたかもしれない、「Coordinater」のシステム。 仕事を安全にするためにリーダーの他に あと二人の「Coordinater」を置いて、 他のスタッフを指導、監督しようと言うものなのだが コレが全く持って働かない。 元々個人プレーと友情チームワークで成り立っていたこの病棟は 確かに「チームナーシング」の観点から言うと あまり連携が出来て無い、と言う事も出来る状態だった。 が、元々一人のNsで4人の受け持ちのところで その仕事量は日本の半分以下。 それがマネージメントできないようなら、Nsでいる資格は無いと自分は思うのだが ここにきて急にマネージャークラスの人から指示が出て このシステムが始まったしだい。 が、「まっとうな」チームナーシング経験者の目からすると 非常に中途半端で、これっぱかりもチームとして動けてない。 そのくせ、二人もCoordinaterで取られる事により 受け持ちは4人から6人へ。 仕事量1.5倍で、助けは来ない。 そりゃみんなUnhappyな訳ですよ。 原因その弐 患者が重い。 喉頭がん術後で気管切開してる患者が 34人中、今日はついに9人になった。 手がかかる。 今までは、Maxで4人くらいだった。 こういう手術予定とかコーディネートするのは マネージメント系の人の仕事じゃないのか? ありえないCoordinaterシステムを押し付けといて 仕事量は危険水域を越してる。 全員がおびえながら仕事してる。 ベテランでも、だ。 誰かをトイレに連れてってるその後ろでは 気管切開のある患者が痰を絡ませ死にそうな咳をしてる。 でも、この老人の手を離したら即座に転ぶだろう。 でも、他の人もありえない位忙しい。 原因その参 スタッフが何を言っても上の人が聞いてくれない。 このシステムはイケてない、 この患者の重さでこのベッド配置は危険過ぎる、 そんな意見を言ってもマネージャーもエデュケーターも聞いてくれない。 結局彼女らの思うがままになっている。 言っても変わらないから、言うのを止める人が出てきた。 そして、きっと彼女らは声が上がらなくなってきた事は みんなが納得した証拠と思うのかもしれないが、 実は単なる爆発臨界点の間際である事に気付いてない。 既に病棟を去ることに決めた人を自分は二人知ってる。 自分も、このまま事態が変わらなかったら今の勉強が終わり次第 たぶん別の病棟に移るか、日本に帰るかするだろう。 前みたいな助け合いがしたくても出来ないシステムと 看護の質を下げ続ける状況と ギスギスした雰囲気の中で勤める不幸の中で 自分の時間を無駄にしたくない。 せめてきちんとしたチームナーシングができたらなあ。 でも、そんな事をする頭の良さは、 ここのマネージメントの人には無いなあ。 今のシステムとチームナーシングの違いすら理解できないと思うよ。 ああ、Hopeless。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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