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カテゴリ:詩、散文 創作物語
ショウインドウの直ぐ横にテイブルが置か
れ、親子が座っている。子供は女の子、歳 は三歳、四歳位だ、向き合って座り 顔の半分く らいのパンを両手で持っている。 目を大きく見開いて、可愛い リボンをつけた帽子をかぶり 髪はポニーテイルに編んでいる。椅 子から空を切る 足をブラブラ揺らせて、小さな口で一口食べ ては母親に視線を送る。 顔で甘える。幸せそうな笑み。そのあいだ も足は揺れている。 そして 媚びるように小さな笑い声を立て て 母親は 見つめながら,嬉しそうに微笑みを返し、満足 そうだ。 ガラス越しの外は晴天なのに華ビラのような雪が舞っていた。 ガーァリックパンを持つて、店を出た。 売り切れ前に買えた。 この店のパンが好き 明日の朝 私の食卓に載る。 車に乗る時は華ビラのような雪はやんだ 結婚式のライスシャワーのよう、 今日は良い事があるかも知れない 勝手に思った。 著、自然の狩人 びりい お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年02月19日 12時49分45秒
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