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びりい5883

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白衣の下顔半分の微笑み「創作物語」2


白衣の下顔半分の微笑み「創作物語」3


白衣の下顔半分の微笑み「創作物語4-7


白衣の下顔半分の微笑み「創作物語8-12


2012年03月16日
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春三月、真理子は希望校の合格を勝ち取っていた

勿論父や母は胸を撫で下ろし、大喜びだつた

合格通知を貰った、翌々日の日曜日の夜家族で合格祝いをする事にしていた。

すき焼と赤飯とケーキで 祝いのテイブルは華やいでいた

しかし、兄の武の姿はなかつた、あれほど家族皆で祝おう

と申し合わせていたのに 宅配寿司のアルバイトが

夜9時まであると言う 勿論全員が揃って食事をしようと

9時まで,待ったが武は現れなかった

母は「バイト友達のk子ちゃんの所に行つたのかな?」

真理子は「k子ちゃんて、都立高で 髪が茶髪の子?」

「真理子何故知っているの?」「だつて昼間何度か家に遊びに

来てたから」「兄ちゃんの部屋によく、来るよ」

「知らない男の子も何人か来るよ」

「真理子いつごろからそのk子ちやん達、家に来るようになつたの?」

「うん、今年の初め頃から」

「そう。知らなかった、」「やつぱりね」母は呟くように

言う 「武の分は残して置こうね」

真理子は母の不安の混じった淋しげな顔を凝視出来ないでいた

武は母がお店に行く前に仕度をしておいた夕飯の自分の

分を二階の自分の部屋に運び食べるように、なつていた。

ここに、引っ越して来て直に そんな事をするようになつた

今流行のズボンも腰パンにしていたズボンの裾はズルズル

と引きずる位に下がっている

合格通知が届いた夜。2階の部屋の前でメットを持つて出かけようとする武に逢った


「おう、真理子 合格したのか、よかったじゃん」と

ニッコリ笑ってくれた でも祝いのテイブルに武が

欠けているのは、少し淋しい気がした

真理子は武の事で 父や母に話していない事があつた

それを話てしまつたら 兄ちゃんに恨まれそう

そして兄ちゃんを父と母が責めるだろう

そんな事は出来ない 今希望校に受かって自分は

最高に嬉しいのに 兄ちゃんを窮地に追い込む

ような話、。。。。まるで密告するようなこと

でも、父と母には、話して置くべき重大な事

真理子は少し胸が苦しい。


著自然の狩人






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Last updated  2012年03月16日 23時14分11秒



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