カテゴリ:幸せのかたち
喜びについて書く。
心理学の専門家ではない。まず、お断りしておく。そのつもりで読んで欲しい。 人間の感じる喜びは、どうやら区分して2種類しかないのではないか? まずひとつは、「光り輝くような、真っ白な光そのもののような喜び」 そしてもうひとつ。「黒く、タールのように粘る、暗黒のような喜び」である。 前者は、練習して、練習して、コンクールで優勝したり、甲子園で優勝したりするような喜びで、簡単には手に入らない。相当の年月と、努力を、仲間と積み重ねて、掴み取るのだ。そして、手にした瞬間に、頭のなかが真っ白になる。光に包まれる。うれしくてしかたがない。涙が出る。飛び上がる、仲間を抱きしめる。そして、この喜びは、長期間、持続するのだ。 後者は、努力は必要ない。今、あなたの目の前にいる虫や、小動物を、捕まえて、いじめて、はり付けにして、針で刺す。手足を引きちぎる。しびれるような快感が、あなたを捕らえる。胸の中に、黒い、ねばねばとした、嫌らしさが残る。夜や、日陰、とかげのような目が似合う。そして、その対象は、自分より弱いものであれば、人間相手でも良い。噂を言い合い、陰口、悪口をいう。身体は動かさないが、痺れる快感がある。仲間と一緒にやっても良い。だが、この快感は、そのときだけで、持続しない。嫌悪感だけが残る。 経験上、人は誰でも、この両方の快感を知らず知れずに求める。自分の中に、天使と悪魔がいるようなものだ。自分で、自分の衝動を観察するとき、怖ささえ感じることがある。 救いはある。どうやら、この喜びは、両方一緒には感じることができない。 誰しも、何か特定のことをしない・・・、というのは禁煙と同じで難しい。だが、他のことを一生懸命やっていれば、したくないと決めたことをしなくて済むのだ。 だから、自分自身で、家族で、そして会社において、目標を立て、共にそれを追いかけるのが良い。努力する者は希望を語り、怠ける者は文句を言う。希望を語り、計画を立て、実施するのだ。計画は、実現可能なものを立てれば良い。簡単だ。 会社の中でも、噂や、文句ばかりを、陰で言い合っている集団をときどき見ることがある。善良でないから、そうするのではない。その中にあるから、そうするのだ。野球や、楽しいコンパ、新らしい仕事の担当、新しいプロジェクトに参加してもらって、達成の喜びを知ることで、光り輝く喜び、幸せのとりこになってもらいたい。 ただし、毒を持つ人間がまれにいる。外見は人間だから、よく観察しないとわからない。 これは、避けるしかない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.03.04 17:28:57
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