カテゴリ:韓国よもやま話し
世界的な景気低迷が続くなか、サムスン電子がV字型の回復傾向をみせるなど、韓国企業が善戦している。サムスン電子が発表した第1四半期決算は、本社単体で売上高が前年同期比9%増の18兆5700億ウォンとなり、1500億ウォンの営業利益、6200億ウォンの純利益を記録した。昨年第4四半期(10~12月)の営業実績は9400億ウォンの赤字だったが、今回の決算で黒字に転換した。ソニー・エリクソンが4期連続で赤字幅を拡大したり、ノキアも営業利益が前期比88・8%減と苦戦するなか、競合メーカーとの格差が鮮明になった。
LG電子も携帯部門や家電部門の実績が回復したことで、4500億ウォンを超える営業利益を確保した。 第1四半期の同社の売上は、前年同期比14・6%増の12兆8530億ウォン、営業利益は同24・7%減の4556億ウォンとなった。携帯電話と液晶テレビの収益性が改善したほか、全社を挙げてコスト削減に努めたことで、昨年第4四半期に赤字だった家電事業部が黒字転換に成功した。 石油化学科学産業も、中国特需などによる輸出の増加で好実績を出した。SKエナジーは石化製品の対中輸出が増え、営業利益が前年同期比61・8%増えた。ウォン安に伴う為替差損(3773億ウォン)が発生したにもかかわらず、当期純利益は昨年と同水準の2470億ウォンとなった。湖南石油化学も営業利益が前年同期の2倍強の1535億ウォンに達し、黒字転換に成功した。造船や鉄鋼も景気沈滞により予想を下回った。ポスコの売上高は前年同期比6・7%増えたが、営業利益は原料価格の高騰などで70%の減益となった。それでも、赤字転落が確実の新日本製鉄や、赤字幅を拡大させている鉄鋼世界最大手のアルセロール・ミタルに比べれば善戦したといえる。 このように韓国企業の実績が相対的に良好だったのは、為替の影響やコスト削減努力、海外マーケティングの強化などが主な要因と指摘されている。サムスン電子は販売管理費を1兆6000億ウォン削減し、LG電子も8000億ウォン減らした。ポスコのコスト削減規模は4153億ウォンと推定される。(以上は、東洋経済日報2009年5月記事より。) 日本経済も少しずつ回復してきている。しかし、韓国経済・韓国企業にとって日本経済復活は決していいことではない。むしろネガティブと考えるべきだ。それは、韓国企業にとって日本企業復活は相対的なグローバル競争力低下につながるからである。マクロ的に考えると、韓国経済にとって日本経済復活はポジティブ面もある。隣国市場が大きくなれば韓国企業にとってビジネスチャンスが広がることを意味するうえ、日本企業による対韓投資も増加する可能性が高まる。しかし、日韓両国の経済関係は、残念ながら、相乗効果を生み出すような関係にはない。やはり競合関係がより強いのである。過去10年間の日韓企業間の明暗を見れば、それは明らかだ。90年代は日本企業がバブル経済崩壊に苦しみながらリストラを余儀なくされた。それを尻目に韓国企業は、持ち前のスピーディな経営判断力を存分に発揮して日本企業からシェアを奪っていった。DRAMシェアは94年当時の韓国27%、日本41%から03年には韓国44%、日本4%に大逆転。造船でも同じように逆転現象が起きている(86~90年造船受注量世界シェア:韓国23%、日本44%→同00~03年:韓国41%、日本35%)。スポーツの世界と同じように、ビジネスの世界でも日韓は永遠のライバルなのである。 (以上は、大和証券SMBCソウルコラム2004年6月記事より。) とらのこどもの思う強い韓国は、日本市場へ売ることの出来る韓国です。 自動車も、電気製品も、鉄鋼&非鉄製品も、日本に売ってこそ本物だ。 日本に投資し、日本市場へ本格的に出て行って、世界を相手にできる。 良い製品ならば、必ず売れると思います。良くないから売れないだけ。 韓国メーカーにとり日本市場こそ、真の試金石だと思う私です。 いつまでも2004年と同じ日韓関係ではないはずです。 私には、韓国は逃げているように見えてならない。。。 記:とらのこども ↓↓↓ 応援してくださるとうれしいです! にほんブログ村 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.06.17 20:35:30
[韓国よもやま話し] カテゴリの最新記事
|
|