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カテゴリ:2009年・夏の思い出
13人だけのベンチ入り・・・。 立正大淞南はベストメンバーで戦えず、また継投できる投手も居ない状況で中盤までよく踏ん張った。 日本文理11-3立正大淞南 8回の裏に大量点を奪われ、点差は開いたがそれまでは互角の試合内容。 日本文理の打線はよくボールが見えていたが、要所で崎田投手が決定打を与えず緊迫した内容だった。 惜しまれるのは、今大会いいスイングができていた林田主将の欠場や難しい送球をうまく足を伸ばしてアウトにしていた飯島一塁手の欠場、サイドから威力ある球を投げる中尾投手の継投ができなかった事など多々あるが、甲子園に来て一戦一戦成長した後藤選手に、短打が特徴の打線が本塁打を2本放つなど、大舞台で強い精神力は中国地区の模範だった。 1・2戦と緊迫した投手戦で疲労のピークを中盤感じた崎田投手。 それでも交代できる投手がいない中、最後までマウンドを守った姿は想像以上に重圧を感じていた事が試合後の表情から推測できた。 しかし、初出場でベスト8は立派な成績だ。 今季の中国地区では立正大淞南が一番実績を残した結果だし。 春の中国大会準優勝、山陰大会準優勝、甲子園ベスト8・・・。 胸を張って島根に帰れる成績だった。 日本文理の伊藤投手は130k台後半の速球と鋭い変化球でまとまった投球だった。 年齢もまだ若い事もあり、選手と同じ立場で接している雰囲気がチームのムードを良くしている要因と思った。 自信を持ってスイングしていた。
意地を見せた! 高橋選手にライトにHRされ勝負あり。 がっくり肩を落とす崎田投手。 しかし、交代できる投手はベンチにはいない・・・。 この後、泣きながらベンチに帰ってくる姿が印象的だった。 打線は迫力あるし、投手も安定している。 鍛え抜かれたチーム力は頂点を狙える力を秘める。 初戦、県外からの生徒が多い中、地元・島根の高校の校歌を一生懸命に歌う姿に郷土愛を感じた。 彼らがこの先、島根を離れても、島根で貴重な青春時代を過ごした事には変わりない。 そしていつか、結婚して、子供と一緒に島根に旅行でも来た時、懐かしい記憶が蘇るだろう。。貴重な時間を過ごした3年間、そして甲子園でベスト8進出した事・・・。 試合後、20代前半の若い人が(多分、立正大淞南のOBかな?)大声で叫んでいた。 「ありがとう!淞南!!」 スタンドの雰囲気も良く、校風の良い感じがした立正大淞南。 最後まで鳴り止まない拍手は温かった・・・。
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最終更新日
2009年08月22日 13時25分46秒
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