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カテゴリ:2011年・夏の高校野球特集
負けたけどなぜか「爽快感」があった。 ここ最近、低迷が続く県勢・・ 見事、12年ぶりベスト4進出! 県大会から観戦している選手の顔が明らかに変わっていた。 充実感に満ちた顔でした。 「甲子園」って素晴らしい所だなーって痛感しました。
敗れて悔いなし・・・ そんな表情だった関西ナイン! 好投した堅田投手、凄い打撃を披露した渡邊選手に日大三の選手が声をかけて来る。
試合前の関西ベンチ。 目をつむり気持ちを落ち着かせる。 初回、1点先制され尚も1死満塁。 今日はショートで先発の水原選手が好捕し素早く2塁送球! 6-4-3の併殺でピンチを切り抜けた。 水原選手、第二打席目だったかな?センターの大飛球は「入った」と思った打球でした。 その時、風はセンターからホームに吹いてました・・・ 逆風じゃなかったらスタンドインだったと思います。
2安打した渡邊選手。 スイングのスピードは日大三の打者と比べ負けてなかった。 8回、意地を見せたHR! この大会、2人の好投手からHRを放った渡邊選手。 下級生時代はヒョロとした体型で線が細かった印象ですが、見事肉体改造に成功。 その変貌ぶりは昨年の南陽工・岩本投手を思いだしました。 連投になった日大三・吉永投手。 速球の威力、縦の変化球(シンカー・スライダー)とも抜群でした。 今日の決勝は変化球を中心に組み立て全国制覇。
スライダーは強力打線に通用していた、関西・堅田投手。 スポーツ紙に1年時に対戦した元中京大中京の大藤監督のコメントがあった。 2年前の夏、全国制覇した中京大中京。 その夏、練習試合した関西の1年生・堅田投手に抑えこまれ「関西に堅田くんあり」を印象つけたと言う。(試合は2-2で引き分け)
確か、水原投手もその年甲子園でベスト8進出した高校に完封していた記憶があります。 強力な2枚看板が最後の夏、「復活」。
2年生・栗原投手。 高松中時代、県優勝・中国大会優勝し全国大会出場。 マウンド上での面構えが良く、度胸ある投球でした。 変則ながら138k計測。 新チームの関西も粒は揃う。 日大三の打線・・・ 投手有利なカウントと打者有利なカウントでの打者の振り(意識)が違いました。 打者有利なカウントでは(ボール先行時)「仕留め」にくる怖さがあり、投手有利なカウントではコンパクトな振りにギアチェンジ。 完成度の高い打撃でした。 練習試合等で県外の有力校を観戦していて気がつくのはカウントでの打者の振りですね・・・。これがきちんとできている学校は強さを感じます。 選手の笑顔が印象に残った関西。 センバツでは2年続けて初戦負け。 私的には「2連敗したあとは3連勝すればいいじゃん」って言う気持ちでこの選手権、応援していました。 「リベンジ」 自分に勝つ事! 結果はいつも後からついて来るもの。
短所は長所でもある・・。 「精神面に課題がある」と言われた堅田投手。 逆に言えば「優しい性格」。 7回、死球を与えた場面、2度・3度と帽子を取り走者に謝り続ける堅田投手にそんな「優しい」性格が見てとれました。 そんな性格だからみんな「必死に盛り立てよう」っていう気持ちになったのでは?と思います。 初回のピンチでは水原選手が「逃げるな!攻めろ!!」みたいな言葉を堅田投手に懸けてました。 渡邊選手は身振りで「腕をもっと振れ!」みたいなゼスチャーをしていました。 何か「最高の仲間と一緒に野球をしている」そんな光景が堅田投手の笑顔から感じられました。(羨ましかったです) それは「優しい」性格の堅田投手だから・・・ではと思います。
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最終更新日
2011年08月20日 22時25分43秒
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