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「へなちょこ自然保護」からの転載です.
憲法改正,原発再稼働,TPP.この3つの問題にどう対処するか? それが今度の衆院選で政治家や政党を選ぶ基準となる.逆に言えば,この3つの問題について態度を保留しているような政党は,政党としての形ができてないと言える. そう.民主党だ.この3つの問題のどれについても,党としての方針を持つことができない.方針のない「政党」に誰が投票するだろうか? このままでは民主党は,第2の社民党になる. 上記3点のうち,憲法改正については少し注釈が必要かもしれない.憲法改正は是非ともいま議論せねばならない緊急の課題ではない.憲法改正を今やりたいのは安倍晋三である.自民・公明・維新など,改憲に同調する勢力が今,国会内で大きな比率を占めていて,今度の衆院選でさらに勢力拡大が見込まれる.安倍晋三にすれば今こそ憲法改正の絶好のチャンスである. そういう状況下での「憲法改正」の議論となる.ただし改憲について一般的な議論をして煮詰めて行くような時間はない.つまり正確に言うならば,これは改憲か護憲かという対立ではない.「自民党の提示する改憲草案」に賛成か反対かだ.政権政党が提示している問題であるから,他の政党は賛否の姿勢を明らかにすることを求められる.そういう問題だ. 民主党はできるだけ早く,上記3つの問題について,態度を明らかにして欲しい.もう一度書いておこう. 1.自民党の改憲草案に賛成か反対か? 2.原発再稼働に賛成か反対か? 3.日本のTPP参加に賛成か反対か? この3つの問いかけに対し,明確な姿勢を政党として見せて欲しい.あまりに当然のことだけど,政策が不明瞭な政党には投票できない. 民主党は「反省会」をやったらしい.しかし,それで誰かが責任をとらされたとか,党の方針が変ったという話は聞かない.想像するに,「反省会」と言うよりは「親睦会」のようなものだったのかもしれない.これほど空気の読めない人たちであったのかと,私はあきれている. いま憲法を改正すれば,米国は日本の若者の命を中東で使い捨てることができるようになる.ジャパンハンドラーたちは,そう要請している. http://iwj.co.jp/wj/open/archives/59054 そして安倍晋三はそれに従おうとしている.今度の衆院選で大勝すれば,それが実行可能となる. また自民党の改憲案は,日本人の基本的人権を危機にさらしている.条文を少し調べてみればわかる. TPPへの参加は国民を地獄にたたき落とす.最も懸念されるのは国民皆保険の医療制度が失われる可能性である.日本国民が絶対に見習ってはならないもの.それが米国の医療制度だ.医療費を払えない病人には,死ぬ自由しかない.世界最悪の医療制度である.TPPに参加すれば,やがて日本の医療制度は米国と同じになる. 原発再稼働の問題は,ここで繰り返す必要もない.とにかく,こうした問題について,安部政権はあまりに無思慮,無頓着である.たくさんの国民が本当に心配している.この国はどこに行ってしまうのだろうか?と. この安部政権の暴走にストップをかけたいと願う国民は多い.ところが,今度の衆院選では,その票の行き先がない.票の受け皿がない.国民は自民党に投票するか,または最初から負けが決まっているような弱小政党に投票するかしか選択肢がない. 民主党の議員は,こういう空気を読めないのだろうか.いま必要なのは意見の違うもの同士がいたずらに集合していることではない.明瞭な政策を打ち出して,反自民・非自民の票の「受け皿」を用意することである. 民主党は2つの政党に分れるべきだと思う.選挙はもうそこまで迫っている.できるだけ早く党を2分して,投票するに値する政党を作って欲しい. お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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