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 福島の話をしよう.

 「除染」には限界がある.このことが,どれほど認識されているだろうか.これに関し少し提案がある.にわかに賛同できない人が多いかもしれないが,よく考えて欲しい.

 除染とは物の表面を拭き取る,はぎ取る,チリやホコリを集める,などの作業だ.町の中や家の周囲をそのように除染することはできる.しかし山林を「除染」しようとしたら,どうだろう.落葉や腐葉土を集めて捨てたり,森林の木々を切り倒したり,そういう作業になるだろうか.究極の「除染」は山を丸裸にしてコンクリートで覆ってしまう,ということになりそうだ.

 こういう「除染」の考え方は,物理屋や技術屋の発想である.それとは違う観点,生物屋からの提案が,もっと考慮されても良いのでないか.つまり自然界の事象,食物連鎖とか生物の移動を利用して,放射能汚染を希釈拡散させようという発想だ.同じ趣旨の論説を過去にも書いた(註).
(註) このページ上端近くの黄色い帯の中にある文字「新着記事一覧を見る」をクリックすれば,過去記事のリストが出ます.その中で2012年2月の記事「除染の限界」とか,その前後の記事を参照してください.

 「除染」を突き詰めれば徹底的な自然破壊に行き着く.そういう作業は不可能だし,可能だとしてもやってはいけない.むしろ考え方を180度変えて,自然を回復させよう,というのが私の提案だ.森林の腐葉土をはぎ取るのが,従来の「除染」の考え方.私はその逆,森林の木々や落葉や腐葉土をそのまま放置することを勧める.豊かな自然が息づいていれば,やがて放射能は希釈拡散される.これを「生物学的除染」とでも呼ぼうか.「除染」は放射能をかき集めて封じ込めようとするのに対し,生物学的除染は放射能を拡散希釈させようという発想だ.

 生物学的除染について注意すべき点がいくつかある.まず放射能は消失するわけではない.汚染は希釈されて世界中に広がって行くだけである.だから新しい汚染が次々と起こると,生物学的除染では対応できなくなる.汚染源をまず絶って,つまり原発を永久停止させて,その上で,すでに汚染されている山林にどう対処するかという話をしているのだ.

 汚染を拡散させてはダメではないか,と私も思う.つい先日も,イタリア北部で放射性イノシシが見つかって,これはチェルノブイリの影響だと言われている.しかし,福島の山林を「除染」するのは不可能に近い.お役所はタテマエばかり,かけ声ばかりで,現実に除染は進んでないと聞く.不可能なことに金や労力を注ぎ込んで,除染された暁には云々と不可能な希望を持つよりも,できない事はできないと認識して,別の道を探した方が良い.

 注意すべき第2の点.除染をしないのだから,人はその山林に入ってはいけない.山の動物や山草を食べてもいけない.人は放射能には勝てない.家や集落とその周囲等を除染するだけでは住めないというのであれば,その土地を離れるのが最良の方法である.その場合,別の土地で別の生活をせねばならないのだから,もちろん政府が適切に支援すべきでしょう.

 注意すべき第3の点.生物学的除染は,その実効が証明されている訳ではない.どれほどの期間この入山禁止を継続せねばならないのかは全く未知である.事故後ほぼ30年を経たチェルノブイリの現状を調べれば,良いヒントが得られるのでないだろうか.特に,自然が十分に回復した場所での線量データを知りたいところだ.

 福島は事故発生からすでに3年近くの年月が経過したけれど,まだ全然終わっていない.政府は実効のある救済策を何一つ講じてないばかりか,事もあろうに原発再稼働を進めている.将来起こり得る健康被害については,原発との「因果関係はない」と強弁するだろうことは誰もが予測できる.

 福島は安倍首相の眼中にはない.政府は何もやってくれない.私たちは「除染」やら「食べて応援」などの言葉に踊らされるのでなく,具体的な解決策について,もっと議論を深めるべきでしょう.





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Last updated  December 16, 2013 01:40:05 PM
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