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カテゴリ:恐怖体験
義母が脳梗塞で倒れ、入院生活ももうすぐ1ヶ月になろうとしている。
義母は膠原病を20年来患っており、当時、医者から「あと数年の命」と宣告されながらも、生き長らえている。普通の人よりもずっと逞しく。 時々、「早よ、死なせてくれたらええのに。私、よっぽど悪いことしたのかしら」とぼやいている。 数日前、幻覚が見えたらしい。 小人たちがトコトコ部屋に入ってきたらしい。 それがとても可愛かったらしい。 幻覚だと自覚している義母がそのことを看護婦さんに言うと 看護婦さんは嬉しそうに 「ああ、出るんですよ。ここ。出るんですよ。(お化けが)」 昼間、私が行った時に カレンダーの中の子犬の事を「かわいいわ。こっちに尻尾振って・・・」 「かわいいね。でも、動いてるんかな!?」というような事があったので ひょっとして・・・と思っていた。 脳の病気だし。 色んな薬、飲んでいるし。 昔、私の家に泊まりに来た友人が 私が会社に行った後、一眠りしようと布団に入ろうとしたら 小人たちもトコトコと入ってきたらしい。 何か、薬、飲んでたのかな? 中島らもがアル中で入院していた時に 同じ部屋の患者さんの一人が毎日、脳みそがふっとんでバラバラになって 必死で探していたらしい。 一片がどうしても見つからず、悲しそうにしている彼に 心優しい誰かが必ず「ほら、あったよ。これやろ?」と拾うふりをすると 「ありがとう。助かった。」と頭にはめ直していたらしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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