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M’s Life

全8件 (8件中 1-8件目)

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へビィな本

2006/12/25
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カテゴリ:へビィな本

笹本祭開催中!?



民間の航空宇宙会社がしのぎを削り、パイロットがその腕を競う宇宙開拓時代。アメリカ西海岸の砂漠のど真ん中のハードレイク空港に、管制官の肝を冷やすアクロバット飛行の末、小型のジェット戦闘攻撃機が降り立った。パイロットは女性宇宙飛行士・羽山美紀。小柄な身体に宇宙への大きな夢を詰め込んで、雇われ宇宙飛行士の仕事をこなそうと、荒くれ男の世界にやって来たのだ。


と言う事で、「妖精作戦」にハマった私は、しばらくSFを追っかけてみようかと言うキャンペーンを実施中です。


近未来のお話。

民間の航空宇宙会社がしのぎを削ってるという宇宙開拓時代ってのが何というか、もうあと少しなのかまだまだ先なのか時代設定で、SFといや、巨大ロボか、サイボーグだろ普通という方というか俺には、ちょっと理解しにくい時代設定です。

とにかく、設定がやたらとつまっていてちょっとSFかじっただけの人には辛い話になってますね。
なんちゅうか、ロケットの打ち上げと言えば種子島宇宙センターしか思いつかない人には、かなり難解です。

その辺がちょっと理解しにくかったかな?
正直、どうやってロケットを打ち上げるのかの地点で、私の知ってる知識を超えてますから・・・。

トンデモパイロットのお話。

腕は確かだが、ちょっと何か秘密を持ったヒロイン・羽山美紀と、弱小ながらかなり癖のある社員面々がおりなす話。
社長はアレだし、オペレーターの少年・マリオをのぞけばあとはおやじおやじおやじ・・・。
なんちゅうか個性の固まりのような人ばかりで、シリーズとしたら無茶苦茶濃い設定になりそうな予感。

でもな。

羽山美紀が何か秘密を抱えてるとは言え、宇宙に飛び立って衛生を修理するというのが主なミッションなので、あまり盛り上がるような展開でなかったのが残念。ラストのトラブルも話を盛り上げようとするために無理矢理突っ込んだ感じにしか思えなかったのが残念です。

とりあえず、宇宙と言えば地球に向ってる巨大隕石を、おやじたちが掘削機を片手に穴を堀に行く位のハッタリがないとイマイチ盛り上がらないかも・・・?


とにかく今回は、設定説明と、あくの強いキャラたちの紹介にとどまってしまっていると言うのが、正直な感想でしょう。




星のパイロット
著者:笹本祐一
イラスト:鈴木雅久
出版社:朝日ソノラマ
発行年月: 1997年03月
サイズ:文庫/291p
本体価格:510円 (税込 535 円)








最終更新日  2006/12/25 10:17:26 PM


2006/11/21
カテゴリ:へビィな本

恋人が死んで、と言う設定の割に、どこか優しい感じのする。
この著者は、優しい人なんだなぁと言う気がした。



高校時代から付き合っていた恋人・加地君が自分の知らない女の子と旅先の事故で死んでから、1年半。奈緒子は、加地の親友だった巧と新しい恋をし、ようやく「日常」を取り戻しつつあった。ただひとつ、玄関でしか眠れなくなってしまったことを除いては――。
深い悲しみの後に訪れる静かな愛と赦しの物語。



なぜに玄関?

玄関開けたら、すぐ布団なんて、なんて合理的!?

家=寝る場所というのを見事に体現してしまっているなんて合理主義なお方なんだろう。

うわこれぞ、超ビジネスマン!?

と思いきや、ヒロインは学生さんでした・・・。orz

でも一度も、学校に行くシーンがなかったような・・・、春休み?

とにかく、なぜに玄関でしか眠れないのかという理由はあまり本人も理解しておらず、そのきっかけが分かって悲しい気持ちになったり、切なくなったりはするのですが、

フィクションだし当事者じゃないから、誰かが死んだ事に対してはなんとも思わないんですね。

それに重要なのは、恋人の死、親友の死を彼彼女がいかにして受け止めるかが、重要なテーマだし・・・。

大切な人が死ぬ、病気で死ぬは、ドラマでは定番の泣けるテーマではあるのだけど、そういう定番とはまたちょっと違う雰囲気の話ですね。<俺そんなベタな話嫌いやし。

残された人がどうそれを克服し生きていくのかと言う重苦しいテーマのようなんだけど、それともちょっと違う感じがする、


なんとも言えない、優しさに満ちあふれたお話です。


初、橋本紡!?

私は橋本紡さんの本を読むのは、これが初めてなんですね。
橋本紡さんと言えば、「半分の月がのぼる空」が一番有名だと思うのですが、有名だけにスルーの方向だったので、ちょっともったいない事したかな?

うーん、一般文芸の人には橋本紡さんはどれ位受け入れられているんだろ?

特に、細やかな表現や、日常の何気ない出来事、ちょっとした優しいレシピそんなエッセンスが、うまい具合に混ざり合っていて、何かとても優しい気持ちになるそんな部分が私は好きですね。

癒し系?

プラネタリウムでの告白も、フォークダンスのシーンも、月夜の散歩も、みんな好きです!?

「半分の月がのぼる空」も読もう!



そのうち・・・。



とにかく、一度玄関で寝てみるのもいいかもしれない。<狭いよ!?




流れ星が消えないうちに
著者:橋本紡
出版社:新潮社
発行年月: 2006年02月
サイズ:単行本/281p
本体価格:1,400円 (税込 1,470 円)








最終更新日  2006/11/21 11:49:27 PM
2006/11/08
カテゴリ:へビィな本

とりあえず、当分エビは食べたくない。(w



『空の中』に続く、有川 浩の感動巨編!
横須賀に巨大甲殻類来襲。
食われる市民を救助するため機動隊が横須賀を駆ける。
停泊中の潜水艦『きりしお』に未成年者13名が逃げ込み孤立。
そう、海の底から来た『奴ら』は―――『レガリス』。



読んで思ったのは『熱い』と『臭い』の二文字!?


『臭い』

とにかく潜水艦の中は、臭いが籠もるので『臭い』し、レガリスの死骸は腐ると『臭い』し、市民の救助にあたる機動隊員の人間ドラマも、『臭い』位に熱かった。
この臭さは、小説が臭いを表現出来なくて良かったと思える位だ。


『熱い』

とにかく熱い、自衛隊が動けないから、機動隊やSATの十分とは言えない装備を使って、必死になってエビを倒し、市民を救助しようと必死になる機動隊員の人間ドラマが、『熱い』。

なんとも言えないくらい、素晴らしかった。


冬&夏

今回、少年少女と共に潜水艦に閉じこめられる自衛官の、冬原&夏木ってキャラがどう見ても、

図書館戦争の堂上&小牧

にしか見えません。
冬原の人当たりがよい対応をする割に、正論を突きつけて、非情な所も見せつける所なんて特に、小牧さんそのものじゃないですか?
もちろん夏木の方は、堂上さんですね。
特に、感情的で熱血な所は、若かりし頃のあの堂上さんのイメージそのもの何じゃないでしょうか?

だから・・・・(w

しかし、冬原さんって、この裏で、「Sweet Blue Age」のクジラの彼やってるんだよな、そつがないと言うかちゃっかりしてるというか・・・。


王子様は待つもんじゃない、
――追いかけるものなんだよ!?



相変わらずガキはムカつく

しかしそんなガキが、自分の痛さに気づき徐々に成長していく姿が描かれているだけに、今回はだいぶ良かったんだけどね。ただ、そんな風にしか育てられなかった少年がとても哀れである。しかし、有川浩さんはとりあえず世間知らずのガキに人生を教えたがる癖が強いですね。

今回はマスコミが痛い

まあ、マスコミの痛さってのは、常々から理解しているので、どんなバカな報道をしようが相手にしないんですが、そんなバカなマスコミに、痛烈な平手打ちをかますシーンが、



気分爽快!?



相変わらず国家の対応の遅さが、目立ちすぎる。

自衛隊という国を守る部隊を持ちながら、動かない政府の対応の悪さを非難するのがこの作品のテーマの一環ではあるのだけど、実にもどかしく。

動けない自衛隊員のもどかしさ、自衛隊を動かすために、苦渋の選択を迫られる機動隊員のやるせなさ、とにかくラストの圧倒的な快勝を読めば読むほど悔やまれる政府の対応の鈍さが浮き彫りにされる気がします。

まあ確かに、自衛隊の問題点がなきゃ、ページ半分所か、話にならないんですけどね。

リアルな政府はこんなもどかしい対応をしない事を心から願いますね。


「空の中」に比べると、相変わらず自衛隊の動きが鈍いというのがもどかしいが、『熱い』機動隊員たちの活躍が格好良く描かれて、非情にテンポの良いノリだったのでこちらの方が好きです。





海の底
著者:有川浩
出版社:メディアワークス
発行年月: 2005年06月
サイズ:単行本/451p
本体価格:1,600円 (税込 1,680 円)



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のべるのぶろぐ







最終更新日  2006/11/08 10:28:06 PM
2006/11/07
カテゴリ:へビィな本

200X年、二度の航空機事故が人類を眠れる秘密と接触させた──
「変な生き物ゆうたわね? そやね?」
──秘密を拾った子供たち。
「お前を事故空域に連れて行く。話は現場を見てからだ」
──秘密を探す大人たち。
秘密に関わるすべての人が集ったその場所で、最後に救われるのは誰か。

『塩の街』で第10回電撃小説大賞<大賞>を受賞した有川浩、渾身の二作目がハードカバー単行本で登場!
“電撃”が切り開く新境地、電撃文庫ファン必読の感動巨編!!



ギミック満載

UMA【フェイク】や、スカイドン【白鯨】との遭遇、
国産輸送機開発プロジェクト「スワローテイル」という男のロマンがぎっしりの小説。

特に、F15DJの飛行シーンのスピード感がとても素晴らしかった。

その一方で、高知という自然に恵まれた緩やかな情景を描くのがなんとも素晴らしい。

とにかくそんな素晴らしいギミックがぎっしり詰まった、SF小説です。


図書館戦争の断片

と言うか何というか、珍獣武田美稀のキャラが、成績優秀な笠原郁そのものじゃないかと思える位の強気っぷり。まあ確かに、ハンデを持ちながらの戦闘機乗りってのは辛い物がありますね。まあ、成績がヘッポコじゃ、リアル世界で戦闘機乗りなんて無理なんだよな。

しかしそんなハンデを物ともせず自分の夢を追いかけ続ける、美稀と言うキャラも好きだし、一度は挫折したが、航空機開発という新たなる夢に向う、春名高己と言うキャラも好きです。

「どうせならプロジェクトXに出たいじゃない」

とにかくこの言葉が、心に残る位印象的で、「夢を追いかけ続ける」ってのはやっぱり、男の浪漫なんだよな。


でも、中盤はダレタ

確かに、未知の知的生命体との遭遇、そして、未知の知的生命体・スカイドン【白鯨】との共存するための、交渉がメインとなり、それに、世界情勢や、国家情勢、航空機事故の遺族の思惑がひしめき合い、一筋縄ではいかない展開になっていくのは、確かにこういう生命体と遭遇すりゃ実際こうなるやろうと言う風にしか思えないので仕方がないのだけど、ちょっと好きになれなかった。

どうしても交渉がメインになってしまう作りなので、序盤のF15DJの飛行シーンの痛快さに比べると、中盤以降のデスクワークはちょっとダラダラし過ぎている感じがするので、非常にもったいない。

確かに、高己と、スカイドン【白鯨】との漫才のようなトークも面白いんだけど、戦闘機乗り珍獣武田美稀が活かしきれなかった気がする。


イタイ厨房

なんか知らんが、ラストのムカつくクソガキを懲らしめる所が、気分がスッキリした。<歪んでるなオレ。(w

とにかく登場する少年少女がちょっとイタイ気がする。

航空機事故の遺族とはいえ、悲劇のヒロインを演じてみたり、間違った方向に進んでるのが見え見えだったり、もうちょっと落ち着いて考えれば、ちゃんと正しい方向に進める気がしてもどかしい。

結局彼らを正しい方向に進めるには、宮じいの様な良識のある大人が導いてやるべきと言う事なのか?

まあそれ以上に、国家がイタ過ぎ(w

国家のとんだ先走りで犠牲になった人々の救済は一体誰がするのか?
ちょっとその辺が、スカイドン【白鯨】の圧倒的な攻撃力を見せるための演出程度になってしまっている所が、非常にもったいなかった。

うーん、当面の国家予算は赤字だな・・・。orz

やっぱりこの手の未知との遭遇物には、ウルトラマンという秩序が欲しいよ・・・。




空の中
著者:有川浩
出版社:メディアワークス
発行年月: 2004年11月
サイズ:単行本/477p
本体価格:1,600円 (税込 1,680 円)



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のべるのぶろぐ







最終更新日  2006/11/07 10:54:54 PM
2006/09/18
カテゴリ:へビィな本
アンソロジー『Sweet Blue Age』に収録されている「辻斬りのように」のヒロイン川村優奈が宿した娘、七竈がヒロインとなるこの小説。
正直、「辻斬りのように」がよく分からなかっただけに、あっさりスルーしていたわけですが、ひなたでゆるりさんの考察を読んで、ようやく意味が分かったので読む事にしました。


テーマは母と娘の確執

「辻斬りのように」が何であんな風になったのかよく分からないのですが、ひなたでゆるりさん曰く、母と娘の確執だそうで、厳格な母の束縛から抜け出した衝動での行動っぽいと言う事らしいです。まあ、私はもう一つ理由があると思ってるのですが・・・。

で、この母と娘の確執はそのまま娘の七竈にも引き継がれ、いんらんな母を持ったせいで、世間の目は厳しく、そして悲しい真実を知り、恨みながらもそれでも、母親の愛情を求めようとする七竈の思いが切実に描かれている所が何とも切ないです。

雰囲気的には、ファミ通文庫の「荒野の恋」シリーズに良く似た雰囲気です。

そういえばこの作品の第3部はいつ出るの?

「荒野の恋」シリーズも結構古風な感じのする話だったけど、この作品もなんだか古風な感じがします。時代は平成なんですけど、地方を舞台にしようとするとこんな感じになるんですかね?

まあ、ヒロイン・七竈のしゃべり口調が風変わりなのもあるでしょうが・・・。
しゃべり口調も奇妙だが、趣味も"鉄"なので凄く奇妙です。

でも、黒々とした鉄道模型を握りしめる所とか、描写がちょっとエロスって感じに思ったのは、私だけでしょうか?

犬・サイコー!

とにかく、章ごとに視点人物が変わるという形式なのですが、特におもしろいのが、犬の視点があるというのがこの作品のユニークな所。特に、2章の「犬です」はタイトルがそのまんまなので、普通に笑えます。

でも、その犬から見た視点という部分がヒロインの不幸な生い立ちを決定づけるのにかなり貢献しているので、単なるネタで書いたものじゃないと言う点が、何ともいえません。


でも、やっぱよくわかんない(w

確かに、「辻斬りのように」に関しても、フォローする内容があれば理解できますし、話の中でなぜあんな事をしでかしたかの本当の理由も語られてますからね、アレが分からなかった人にとっても分かるんじゃないかな?

でもな、やっぱりよく分からないんですよね。

男って論理的に考えるからなぁ・・・。

感覚的に綴られる部分が多く、「あっそうなん?」と、感覚的には理解できるけど、やっぱりよく分からない感じが全体的に漂ってる感じがして、大人の"少女"小説と言う位置づけだから、やっぱり私にはわかりにくいのかなぁ?

頭で理解するな、心で感じるんだ!?

って感じでしょうか?
後味が、切なく悲しく、ハッピーエンドではないが、悪い終わり方ではないような気がして、非情にすっきりした気がします。気がするだけで、気のせいかもしれません。何せ、心で感じるままに書いてますから。




少女七竈と七人の可愛そうな大人
著者:桜庭一樹
出版社:角川書店
発行年月: 2006年06月
サイズ:単行本/273p
本体価格:1,400円 (税込 1,470 円)



関連サイト
Scheherzade(桜庭一樹)


感想リンク
のべるのぶろぐ
まあいいか。
すたじおG
早く昨日になればいい 受験生篇
読了本棚
忘れられないモノたち
ぷれヴぃじおーね
積読を重ねる日々
ひなたでゆるり
まいじゃー推進委員会!
TrashyHeaven’sDiary








最終更新日  2006/09/18 07:29:05 PM
2006/09/16
カテゴリ:へビィな本

だからあたしあんたが大好きよ、笠原。


ええ、私も大好きです。



Likeの方ですけど・・・。



笠原にLove?

ぶっちゃけ、超ありえないって感じ?

キルマシーン、二代目熊殺し、骨髄反射って、マジ女性キャラと疑われそうな位変な二つ名を持ってるし・・・。

正直、好き(LOVE)と言う感覚から言えば、圏外!?

でも、好き(LIKE)と言う感覚から言えば、重要人物!?


とにかく単純明快!?

感覚派と言われるだけに、勧善懲悪の基準が分かりやすく、さっぱりとしている。
なんて言うか、女孫悟空(DBの方)みたいな、まっすぐで、純真で、周りからはからかわれたりするが、それで腐る事も決して無く、時に涙もろく、いい意味でのバカキャラ?

だめな所も多すぎるが、そんな欠点をフォローしてあげたくなるような愛すべきヒロインなんですよ!?


今回は、LOVE寄せ!?

そう、今回はLOVE寄せなんですよ!?

だから、笠原郁の出番が、かなり減少してます。
と言うか、前回の手塚×笠原ってマジでギャグかなんかだと思ってしまう位でしたから・・・。(w

それに、王子様一筋だし・・・。(w

むちゃなおっさんキャラ・玄田竜助すら、さりげなくLOVEやってるのに、この扱いって一体・・・。

前回の「図書館戦争」が、笠原郁の成長を描いた短編のような作りに感じたのに対して、今回は、小牧幹久、柴崎麻子、手塚光辺りを主軸にLOVEストーリーっぽい内容になっていると思いきや、実は全てが複線になっていて、大どんでん返し的な、構成になってます。

お味の方は・・・、

小牧幹久・甘め!?
柴崎麻子・苦め!?
玄田竜助・渋め!?
手塚光・ノーコメント・・・。



内乱・内乱・内乱!?

特に今回は、原則派、行政派という図書館内部の派閥間の抗争、そしてやり手の新館長登場という、非常に複雑な事情が浮き彫りにされてきて、情報戦、知謀戦の繰り広げられる、

なんて言うか、骨髄反射系・笠原郁全然使えない状況になってしまってます。

その点で言えば、単純明快っぽかった、前回の方がすっきりとしていて、おもしろいと思う方もいるのじゃないでしょうか?


兄さんピンチです!?

とにかく今回は出番が少ない笠原郁ですが、頭脳戦をしいられてしまうと言う窮地に追い込まれてしまってます。まずは、両親の職場訪問でしょうか?

とにかく戦闘職であることを隠し通さねばならないと言うミッションは非常に難解ですが、いつどこから情報が漏れるのか、どんなポカを犯して、露見するのかそっちばかり気になってしまいました・・・。(w

もうちょっと、成長してるって事、考えてあげてください・・・。

っていうか何で、両親という生き物はこう、自分の子供の職場が気になる生き物なんでしょう?

野次馬的というか、なんて言うか・・・、恥ずかしいからやめて欲しいですよね全く・・・。


「LOVE寄せ」と言い、「頭脳戦」と言い、今回の作品は、笠原郁と言うメインヒロインが全く使い物にならないと言う非常にトリッキーな構成になってましたよね・・・。

確かに、小牧幹久、柴崎麻子、手塚光と言う愛すべきサブキャラの意外な素顔が見られるという点において非常に魅力的な作品になってましたけど、

できれば、次は、単純明快に笠原郁が大活躍するような作品にしてください。


図書館の明日はどっちだ!?

むしろ、笠原郁の明日はどっちだ!?

えっ!?と言う予想外な終わり方には、驚かされました。シリーズ化決定という事で、第3第4の図書館シリーズが発刊されるのは非常に喜ばしいわけですが、この終わり方はなんて言うか・・・、

おいおい、明日からどうするんだよ!?

非常に気になります。(w

って言うか、赤面系ラブコメディになったらどうしよう・・・。orz


夢のコラボレーション

何というか、今回登場する『レインツリーの国』と言うラブストーリーを実際に著者自ら書き、新潮社が出版するというおもしろい試みがなされるわけですよね。

あまり自社出身の作家を外に出さない鎖国主義レーベルだけに、非常に珍しい試みだと思いますよ。

うーん、ライトノベルというジャンルではライバルに対して強固なまでの鎖国主義を取るが、ラノベ以外のジャンルに対して作家に大きなチャンスを与えるおおらかな所もできてきたという事でしょうかね?

一番おもしろいのは、著者自らの持ちキャラにもの凄く評価させている一方で、別のキャラクタを使って、さんざんこき下ろさせたりしている点でしょうか?と言うか、その某キャラが嫌いと称して攻撃を仕掛けている作家って、著者自身の事何じゃないか・・・?

実際の所、どうなんだろ?

ラブストーリーとして私に合うかどうか?

それよっか、今回はどんな自衛官が登場するのか・・・?

まあ、私にとっての傑作が、決して貴方にとっての傑作で必ずしも無い訳で、評価は読んでみた人の主観によって分かれるでしょうが・・・。

でもね、自分の大好きな本をさんざんこき下ろす人とは仲良くは出来ないですし、3秒でノックアウトされたくないからと言って、合わせるのも間違っていると思うし、本の評価と言う物は、非常にデリケートな問題だと思いますよ・・・。

P.S.
徒花スクモさんのこの表紙、読み終わってからじっくり見たら、結構おもしろいですね。(w




図書館内乱
著者:有川浩
イラスト:徒花スクモ
出版社:メディアワークス
発行年月: 2006年09月
サイズ:単行本/355p
本体価格:1,600円 (税込 1,680 円)



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のべるのぶろぐ
平和の温故知新
ぷれヴぃじおーね
株と書-書店街-
読了本棚
架空の線上
somaruの日記







最終更新日  2006/09/17 12:15:33 PM
2006/08/27
カテゴリ:へビィな本

○リは生きろ、○ドは○ね!?


いやぁ、ライトノベルばかりじゃなくたまには別な作品を読もうとチャレンジしてみました。
おかげで1週間ほかに何も読めませんでした。


とにかく、熱い!?

ページ数はともかく、「AHEADシリーズ 終わりのクロニクル7」より長いんちゃうかこれ?

噂には聞いていたが、とにかくこの書き方は斬新だ。

ドラマ版の主人公である、桐原亮司と西本雪穂の視点を全く使わず、あげくに、執拗に彼らを追い続けた警察官・笹垣潤三すら、1章と終章にしか活躍の場がないという状況でした。

正直、ちゃんと追いかけてきてるんですか、笹垣さん?

ドラマ版を見ていない人には、とにかく訳がわからない内容になってしまわないかとハラハラしながら読みました。例えば、1章は廃墟ビルで質屋の親父が殺され、その事件を追う警察官・笹垣潤三がメインとなって、容疑者を追っていくうちに訳のわからない結末を迎えてしまうという内容。
で、2章は有名女学園の生徒を写真に撮るカメラ小僧・秋吉雄一がメインになり突然起こった暴行事件の容疑をかぶせられてしまうというよくわからない内容。
3章は園村友彦がメインになり、4章は中道正晴、5章は・・・。

といった具合に、全く繋がりのない別々のお話のような構成になってます。

ただ、彼らの物語の陰には、必ず桐原亮司、西本雪穂の影がある・・・。

まるで大きな物語に翻弄される小さな物語たちを読んでいるような感じです。


一番驚いたのは舞台

とにかく一番驚かされたのは、物語の舞台ですね。

なんて言うか、大阪。

しかも、近鉄布施駅!?

めっちゃ近くやん・・・。
ドラマを見ていた時は、九州だと思ってた。<-武田鉄也さんが出ているから。

とにかく印象に残ったのは、桐原亮司がその大阪に対しての印象を語った台詞。

「くすんだ町だ。埃っぽくて、薄汚れていて、ちっぽけな人間たちが虫みたいに蠢いている。そのくせ連中の目だけはぎらぎらしている。隙を見せられない町だ」

おいおい、そこまで言いますか・・・。

しかし、その台詞が妙に当たってる気がするので、何ともいえない複雑な気にさせられてしまいます。


犯罪は許されるのか?

ある意味、ドラマ版を見た人も楽しめますし、小説版だけしか読んでいない方はドラマ版をみてみれば、さらに楽しめるのではないでしょうか?
と言ってもドラマ版は、放送時間の都合上かなり大幅な変更をしているように思えますし、主人公の葛藤が描かれていてちょっと同情したくなる気はするのですが、


例えどんな理由があろうとも、犯罪は許せない!?


ドラマ版でどんなに苦悩しながら犯行を重ねているかいくら綴ろうが、小説版のように犠牲になっている人々の苦悩を考えれば、それはわかるはず。

とにかく、西本雪穂のヒールっぷりはドラマ版も、小説版でも健在です。

嫌ヒロイン度がよりいっそう上昇しました。


見事なまでのコンピューター犯罪史

主人公たちを描写していないのだけど、特におもしろかったのは、桐原亮司をメインにしたパート。

インベーダーはおろか、テープレコーダー時代から始まるコンピューターの犯罪史と言っても過言でないようなマニアにはうれしい内容でした。
まずは、ゲームを盗作して販売し、銀行のカードはスキミングし、マリオの偽物を作ろうとしてみたり、IDとパスワードを盗みだし、社内に潜入したり、ネットワークから潜入したりと、年々高性能化を果たしていくコンピュータに平行するように進化していく、コンピュータ犯罪の進化を見せられているようでワクワクしました。

とにかく次々と変わっていく視点人物の違いが、個性豊かでバリエーションのある小説という楽しみ方のできる一冊のように思いました。


ラノベで似通った作品は?

感覚的に「ひぐらしのなく頃に 祟殺し編」のような訳のわからなさを持った小説で、ドラマ版は「ひぐらしのなく頃に解 目明し編」と言うような感じでしょうか?

視点人物を次々と変えて話を進めるライトノベルと言えば、「ブギーポップ」が近い存在のように思えます。
しかし、「ブギーポップ」の場合は犯人の視点からの描写があるので、ここまで徹底されているわけではない。

こんなライトノベルを作れば斬新だと思うんだけど、たぶん受けないだろうな・・・。
主人公=物語の当事者であることがラノベでは求められているっぽいし・・・。




白夜行
著者:東野圭吾
出版社:集英社
発行年月: 2002年05月
サイズ:文庫/860p
本体価格:1,000円 (税込 1,050 円)







最終更新日  2006/08/27 07:48:42 PM
2006/08/26
カテゴリ:へビィな本

これ、俺推奨図書にする!?


「Sweet Blue Age」の時とは、雰囲気が違うぶっ飛びヒロインが最高!?
「Sweet Blue Age」も面白かったけど、もうなんかぜんぜん毛色が違う作品なだけに、有川浩さんの多彩さに感動させられました。
「塩の街」が個人的にイマイチだったので、しばらく避けていましたが実にもったいない事しましたと後悔してますね。

「電撃がハードカバーにわざわざ再進出したのは、この人のためだけじゃないか」と言う噂があるが、あながち嘘じゃない気がします。


設定がぶっ飛んでるが、登場人物もぶっ飛んでいる

公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律として成立した、「メディア良化法」

そんなメディア良化法の検閲権に対抗するべく制定された「図書館の自由法」

両法の施行から30年が経過した現代正化31年がこの物語の舞台である。

しかしそんな法律をどう拡大解釈したら、図書館が警備隊を持ったりと、武装化していくのか不思議と言えば不思議なのだが、

その方が面白いから!?

なんでしょう。

まあそんな設定もさることながら、そんな図書館を防衛するわれらが図書隊の個性豊かなメンバーが強烈で笑わされてくれる。

物語の主人公でかつ、バカだけど、どこまでもまっすぐなヒロイン・笠原郁。
そんなヒロインに不公正なくらい厳しくしかし時にやさしい教官・堂上篤。
とその同期で、笑い上戸な小牧幹久。
郁の同室でなぜかやたらと情報通な柴崎麻子。
郁の同期で全てが完璧な手塚光。

などなど、個性豊かで済ませていいのか分からないような面々であるのだけど、もしかしたら、暴走ヒロインに引っ掻き回されるから変なキャラに思えてしまうだけかもしれない。

とにかくそんなヒロイン郁の暴走っぷりがたまらない。

戦闘訓練では、教官にドロップキックをお見舞いし、奥多摩では『クマ殺し笠原』の異名を流布するような伝説を生み出し、挙句の果てには教官に

「お前は脊髄で物を考えるクセをどうにかしろ、案件は脳まで持っていけ」

とまで言わせる始末。
とにかく、郁がどんな行動をとるかが逐一気になって仕方がない内容でした。


書籍が厚いがテーマも熱い

ヒロイン郁の成長の物語である。と言う割には、キャラがアレなのであまり変わってない気がするが・・・。
と思える位、1冊で大きな物語を終わらせると言うよりも、章ごとに別々のテーマを持った短編のような作りになっています。特に1章2章が、仕事に対する姿勢であるのに対し、

3章では連続通り魔事件の犯人とその犯人が読んだとされる書籍の話を中心に、マスコミや世論を皮肉った内容であり、4章はそんな有害な書籍を読ませたくない大人たちと、そんな大人たちに対して自らの自由な読書生活を守る為に立ち上がった少年たちの戦いである。

そんな、大人たちを少年たちが打ち破ると言う、内容はとにかく痛快で少年でない私にも楽しめました。
大人たちを少年たちが打ち破ると言う構図は、ライトノベルでは良くある話だけど、「ぼくらの七日間戦争」辺りを思い出し、非常に懐かしく感じました。

もっと銃火器でガンガン打ち合うような痛快な話だと思ったのですが、こういう戦争もありですね。

しかし、とにかく困るのは、でかい事。

カバンにハードカバーを入れるだけの余裕がないので、電車内で読めないのです。

仕方がないから寝る前に読んだら郁の行動が面白すぎて、眠れない。

おかげで次の日は寝不足と言う困った自体を引き起こしてしまう、問題書籍である。

そこの所なんとかして欲しかった。

しかも、シリーズ化決定で、9月には続編となる「図書館内乱」の発売が待っていたりします。

とりあえず、カバン買い換えよう・・・。




図書館戦争
著者:有川浩
イラスト:徒花スクモ
出版社:メディアワークス
発行年月: 2006年03月
サイズ:単行本/345p
本体価格:1,600円 (税込 1,680 円)



感想リンク
のべるのぶろぐ
忘れられないモノたち
火乃島の適当な日記。
浅木原書店の乱読日誌
ひなたでゆるり
読了本棚
日記というか落書きにちかいもの
架空の線上
えせれびゅ
ライトノベルの箱詰め。
Reading*book
小僧の覚書






最終更新日  2006/08/26 04:17:34 PM

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