「終わりのクロニクル(7)」 川上稔
これを書上げた著者にも感動だが、これを読破した自分を自分で褒めてあげたい。重みに耐えてよくがんばった、感動した!?あらすじ2nd-Gの概念下で命刻の攻撃を受け、危篤状態に陥った新庄……。一方、その命刻は、かつてTop-Gで新庄の両親が作り上げた概念創造機械ノア=バベルへと向かった。そして、迎えるマイナス概念の活性化により、全てが喪われる運命の日――。佐山たち全竜交渉部隊は、己の全ての力と想いを込め、最後の戦闘を開始する!オールキャストが揃い、「終わりのクロニクル」、遂に感動の完結!!これは物語の重みを本の重みと感じながら、読破すると言う戦いである。つまり、こののしかかるような重みこそ、佐山君たちが乗り越えてきた道であり、これから乗り越えようとしている試練の重さなんですよ。それくらい、重たいお話な訳です。(その割には、シリアスから変速無しでギャグに突っ走りまくってましたが・・・。)まあ、この分厚さを見て恐れをなしているような読者には、このシリーズを読む権利は無いかと思いますね。だが、ここまでたどり着いた精鋭は、500p、600pでも物ともしない猛者ばかりだと信じたい。そして最後の1000pと言う試練に武者震いを起こしながらも、読破し、感動を胸にするでしょう。武者震いの前に、笑い出しましたけどねぇ・・・。だからこそ、めげず、くじけず、諦めず、一気に読むのがこの作品への礼儀。まあ、10日ほどかかったけどね。orzもう、この試練を乗越えれば、もう、京極だって怖くない・・・はず?でも、読書スピードは全然変わってないの・・・。orz終わりのクロニクル(7)著者:川上稔イラスト:さとやす(TENKY)出版社:メディアワークス発行年月: 2005年12月サイズ:文庫/1091p本体価格:1,190円 (税込 1,249 円)