ようこにするか、なでしこにするか、そこが重要な問題だ。

２巻でいきなり新キャラですが、とにかくやさしく、おしとやかで、啓太の言うことを何でも聞いてくれる”なでしこ”が新しい犬神として登場。
まるでようことは正反対ということで、それが気に入らないようこは、なでしこを追い出そうと計画するが・・・。
そして、ちっちゃな犬神”ともはね”が啓太の家にお遣いに来るどころか、身も心も汚されてしまう、ああ無情編ほか１話の全３話の短編集。

とにかく、今回も啓太はひどい目にあいます。

前回とは一変して、露出度が無くなりましたが、なんだろ、啓太とようこの関係って、「うる星やつら」を彷彿させてしまうようなそんな気がしてきました・・・。
わかんねぇよなって言うか、あれはラブコメの元祖って言うか、基本形か・・・。

とにかく、第３話。
啓太の祖母の犬神”はけ”の微妙な心境に、寿命の短い人間と、末永く生き続ける犬神の複雑さを感じてしまいましたね。
っていうか、ペットと飼い主の立場が逆転してるって気がしますが・・・。

まあとりあえず、身も心も汚されてしまった、”ともはね”のご冥福をお祈りいたしましょう。

いぬかみっ！（２） 著者：有沢まみず イラスト：若月神無 出版社：メディアワークス 発行年月：　2003年 05月 サイズ：文庫 ／ ２７５ｐ 本体価格：550円 (税込：578円)